悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

キラー・エリート

Amazonプライムビデオ。
ジェイソン・ステイサム主演。
共演者の面々がすごい。
大物俳優のロバート・デ・ニーロ
そして敵役としてクライブ・オーウェン
ジェイソン・ステイサムならではの迫力のあるアクションシーンも多く、見ていて飽きさせない。
今回の役柄はプロの殺し屋。
まさにジェイソン・ステイサムのハマり役である。

ジェイソン・ステイサムの殺し屋としての凄さは今までの映画でもたくさん描かれていたが、今回の映画もこれでもかというほどの強さを見せつけている。
ダニー(ジェイソン・ステイサム)は殺し屋として一流であるが、依頼された殺しの現場に子供を発見し、躊躇したところを撃たれる。
彼を救出したのはこの業界の大先輩に当たるハンター(ロバート・デ・ニーロ)。
そしてこれをきっかけにダニーはこの業界から足を洗う。
カタギにもどったダニーだったが、ハンターが囚われてしまった情報を得る。
彼を救い出すにはかつての稼業に復帰しなければならない。
そして依頼されたその仕事はただの殺しではなかった。
殺しの依頼はオマーンの富豪。
争いで息子たちを失ったことに対する復讐と末の息子の部族への復帰のためである。
ダニーはかつての仲間を募ってこの仕事に着手する。
しかし殺し屋が動き出した情報は相手方にも間もなく伝わってしまう。
相手はSAS。英国の特殊空挺部隊らしいが、そのあたりの説明はあまりない。
そういう細かいことがわからなくても楽しめる映画だが、小説(作者いわく実話)を元にした話であれば、このあたりをも少し説明があっても良かったと思う。
フェザーメンと呼ばれる秘密の組織もなんだか曖昧でわかりにくかった。
ダニー率いる殺し屋3人とフェザーメンの実行部隊を率いるスパイク(クライブ・オーウェン)が自分の手下を動かして彼らを阻止しようとする。
その駆け引き、闘いがこの映画のすべてと言っていい。
それにしてもアクションシーンなさすが。
敵のスパイクも格好いいのである。
2人の戦いが見られただけでも十分価値がある作品とも言える。ファンなら。
それ以上にシーンこそ少ないが名優ロバート・デ・ニーロのアクションが見られたことも良かった。
デ・ニーロは流石でどんな役を持ってきても全く違和感がないというか彼独自の配役にしてしまうのか魔法のようでもある。
マイインターンのときにはものすごく優しく温かいビジネスマンを演じた。見事であった。
今回は殺し屋、傭兵など強面のベテランであるが、親友ダニーとの関係ではものすごく優しい一面を見せてくれる。
敵に対しては一瞬のスキも見せない。ラスト間近の地下鉄での格闘シーンは格好良かったのである。

普通の人が見て、強そう、格好いい、しびれる、そういう気にさせてくれる。

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