悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅

女房と息子と3人で久しぶりに映画に行ってきた。
我が家には娘もいるが娘と一緒に映画を見に行ったのはそうとう昔の話になる。
そもそもあまり落ち着いて映画を見たりする方ではないし。
息子は映画がかなり好きで一緒にレンタルDVDを見たりもする。

でもって女房も息子もよく見ていたハリーポッターシリーズとつながりのある新作、ファンタスティック・ビーストを見てきた。
公開したばかりの話題作だが、平日ということもあるのかもしれないがガラガラだった。
明日、明後日の土日の客の入りがどの程度なのか。
12月に入るとスターウォーズの新作も出てくるし他にも年末・正月映画があるので全くヒットせずに終わってしまうということもあり得る。
続編が2018年に公開される予定らしいが、どうなのだろうと心配してしまう。
肝心の映画の内容はよく出来ていた。
主人公の演技もしっかりしていたし(子供ではないので当然かも知れないが)、ハリー・ポッターを見ていた人もあの世界観はしっかりと踏襲しているので楽しめるが、ストーリー自体は全然つながりがないあので、ハリー・ポッターシリーズの続編という気持ちで見に行くとがっかりするのかもしれない。
舞台はイギリスではなく、アメリカである。
人間界と魔法界はそれぞれお互いを刺激し合うことなく共存するために取り決めをしている。
しかしそれを良しとしない魔法使いもおり、また人間界で怒る摩訶不思議な事件が問題になっているという背景。
当然魔法が絡むのだが、魔法使いというか魔法生物が沢山登場する。
そして魔法生物は人間界に対して影響が強いので飼うことを禁じられており、魔法生物にとっては生きにくい世界となっていた。
魔法生物学者のニュートはそういう生物を絶滅から守ろうとしている心優しき人物。
主人公であるが、それ以上にいい味を出していたのがノーマジ(ノーマジック)、つまり普通の人間である。
この普通の人間役をしている小太りのおじさん、ジェイコブ・コワルスキーがいるおかげでこの映画が非常に楽しく、面白い、笑いのある、そしてホロリとするシーンもある映画として描かれている。
個人的にこの映画で一番好きな人物だし、高感度が高い。
どういう良さかは映画館で見て欲しいと思う。

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