悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

スターウォーズ 帝国の逆襲

息子が見たいということで借りてきたものである。
私は当然見たことがあるが、息子はかなり小さい頃にちらっと見ただけのようであまり記憶が無いらしい。
ともあれ、スター・ウォーズシリーズの中では自分にとっても一番馴染みの薄い作品かもしれない。
エピソード4は記念すべき第一作である。最も注目された作品だし、スター・ウォーズが好きな人も批判的な人でも見ていると思う。
きちんと映画の最後はデススターの破壊があって、つまりオチがある。
しかしこの作品は暗い。
ルークが悪の権化であるダースベイダーの息子であること。
ハン・ソロが捕まって壁に固められてしまうこと。
帝国が力をつけて今度こそ反乱軍を根絶やしにしそうなこと。
暗いエンディングでエピソード6へと続くわけである。
非常に重要な役割を果たす作品だが、エピソード4、6と比べるとどうしても地味である。
多くの3部作は1作目がヒットするとそれに便乗するかのように自作で花火を打ち上げる。
そして最後の3部作はそのつじつま合わせのようになって、非常に窮屈な作品となるが、スター・ウォーズ作品はそういった点があまりなく、次の作品への流れを作り出しているように思う。
ここで登場したヨーダやジャバ・ザ・ハットも不自然ではない。

大雪原のシーン、AT-ATなどが登場するなど新たなメカも登場。見るものを楽しませてくれる。
砂漠や雪のシーンは映像表現する上では有利なんだろう。エピソード6では森林の中でありチョット難易度が上がる。
新シリーズのエピソード1とかになるともはやCGだらけで何でもありである。
とにかくこの時代の映画ではトップクラスの映像表現なんだろうとは思う。

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