悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

高解像度が正義じゃない

今年は、4K時代を迎えるのか?

で、携帯電話のカメラですらすでに1000万画素の時代。
しかし画素さえ多ければいいってもんじゃないというのは道理。
あんなもの数字にすぎない。
小さなCCDなどのイメージセンサーに1000万画素の処理をしても綺麗にはならない。
ある程度以上のサイズのイメージセンサーがなければダメである。
ハーフサイズのカメラが35mmのカメラより写りが悪いのは当たり前だし、ポケットカメラなんてものはひどい画質だった。
携帯電話、スマートフォンイメージセンサーなんてフルサイズ一眼レフと比較したらもはやゴミみたいなものである。
とは言え、あの小さなイメージセンサーである程度綺麗な写真が撮れるようにはなってきた。
進化は素直に認めるところである。
だが、あの画素数とそれをフルサイズで撮影すると、1枚あたりのメモリの使用量や処理の重さなどスマートフォンにとっていいことは一つもないと思う。
フルサイズで4Kサイズで撮影してそれをあの小さな液晶で見ると分からないが、サイズを原寸大にいするとひどい画質になるはずである。
現実的に使うならあんな画素や撮影サイズは不要である。

ノートパソコンでも4Kなんて馬鹿なサイズがあるがフルHD4枚分をノートパソコンの画面に押し込んで果たしてまともに見れるのかどうか。
でもって現実的に利用するとなると文字サイズを大きくするわけで、そうなると高解像度の恩恵はそれほどありがたくもない。
少なくとも処理の重さと引き換えにするものではないと思う。
PCやスマートフォンの処理の問題だけならまだしも、ネットで流通するデータもそれにしたがって巨大化すると無駄ばかりという気もする。
重いデータをやり取りするために貴重な帯域、通信も負担が大きいし、それでもって実際に小さな画面で見るのであればそのメリットなんてほぼない。

ノートパソコンではそのサイズにもよるけれど、フルHDですら過剰スペックだと思うが、せいぜいそこまでだろう。
ましてや5インチ程度のスマホならフルHDですら不要。

過剰なスペックのスマホが日本で流通していたのは日本特有の理由。
昨年辺りから当たり前になってきたが、iPhone等の高級スマホではなく、SIMフリースマホで安めのものでも必要十分である。

【山田祥平のRe:config.sys】画素さえ多けりゃいいってもんじゃない - PC Watch

Copyright ©悪魔の尻尾 All rights reserved.