東野圭吾っぽくない気がする小説。
綾辻行人の「十角館の殺人」のような「館シリーズ」みたいな小説。
どこか恐ろしさを期待しつつも、そういう小説ではないこともどこかで祈りつつ読んだ。
怖い殺人事件から一転、最期は微妙な感動作品で終わったためか、女房はすごくガッカリ感が強かったようである。
私は東野敬語らしくないと思いながら読み進めていたが、そんなに悪い感じはしなかった。
かなり無理のあるストーリーだと思うが、それも含めて最後まで興味を失わずに読めたのはやはり東野圭吾というべきか。
- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1996/01/11
- メディア: 文庫
- 購入: 4人 クリック: 55回
- この商品を含むブログ (129件) を見る