悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

欠勤、有給休暇

勤怠状況。
病気で休んだ時もある。
人間誰でも病気や怪我、あるいは家族のことで仕事を休まないといけないところはある。
なので休みは仕方がない。
私も入院したし、その時に有給休暇で振り替えてもらったのは非常に助かる。

有給休暇という制度がある。
労働者にとっては当然の権利であり、それを消化することに問題はない。
しかし職場には職場の都合があり、皆が勝手にその権利を主張し始めるとまともに仕事ができなくなる。
ま、私のようなものが言うのではなく、上の人間がその辺りはきちんと調整する必要があるのだが。

私が就職した頃でも有給というものはあった。
しかし有給で休みを取るということが風潮として難しい時代でもあった。
逆に会社が面倒を見てくれた時代でもあったと思う。
今は会社には社員の面倒をみる余裕がなく、外注や派遣、パートの時代である。
いらない人間は抱えない。コスト的には有利なんだろう。
その人達に会社の都合で「休むな」と言ってもなかなか通らない部分はある。
仕事を覚え、戦力として計算出来る人材は、他でも仕事がある。
契約期間が切れたら「さようなら」というのも普通。
そしてまた次の新人が来る。
こういう職場はいつまでたっても質が上がってこないが、これもしかたがないのだろう。
良い職場なら離職率は下がり、当然その部署の質は時間とともに上がる。
欠勤(特に無断欠勤)が多いとなると、他のメンバーに負担がかかり、他のメンバーも体調を崩したりするきっかけにもなる。
それ以上に欠勤が日常茶飯事となると、欠勤しても悪びれることがなくなる。
「1日くらい休んでも問題ないだろう」と皆が考えるようになると、仕事を回す上で多大な支障が生じる。
派遣やパートであっても仕事は同じ。責任のない仕事というものはない。
休めば誰かがカバーに入る、つまり迷惑をかけているわけで、そのあたりの意識が低い人が多くなっているように感じる。

この仕事をするようになって特にそう感じるようになった。
その前の職場でもそういう人間はいた。結構違和感を感じていた。
給料をもらっている以上、出勤日は出勤するのがあたりまえだと思っていたが、そうではないらしい。
有給休暇でいつでも休みをとれるのが労働者の権利だという主張。
確かにそういう一面もある。
ただ、職場において皆が声高に休みの取得を主張し、協調性がないとなるととても回らない。

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