悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

スターシップ・トゥルーパーズ2

ポール・バーホーベン監督のヒット映画で対策の続編だが、この続編は低予算映画。
そして内容も大幅に違う。
しかし、低予算ながらそんなに悪い映画でもなかった。
以前見た時はクソみたいな映画だと思って途中で見るのを諦めた記憶があるが、今回は前半のかったるい戦闘シーンさえ乗り切ればこの物語の本筋が見えてきてストーリー自体は良かった。
いわゆる遊星からの物体Xのような映画である。
人類を滅ぼそうと攻め寄せるバグ(昆虫族)との戦い。
力攻めではなかなか屈しない人類に対抗して内部から崩壊させるべく進化してきたバグ。
人間の中に入り込み感染させていく。
軍部の重要人物に入り込んで一気に追い込もうという作戦。
前作でも出ていた超能力者(サイキック)により彼らの不審な行動に気づく。
自らの命と引き換えに戦う英雄たちのおかげで、なんとか水際で彼らの進行を防いだというストーリー。
主人公の元英雄、そして軍令違反の犯罪人がヒーロー役。
サイキックの能力を持つ女性兵士が重要な役割を果たす。

圧倒的に吸う的に不理な戦いを強いられている人類。
サイキックの能力はもつが、実践で使えない中尉の指揮の元、負傷者を出す。
其の指揮のまずさで軍の統制はガタガタ。
そこへ犯罪者として囚われていた主人公が開放され、一気にバグを食い止める。
更に善良な将軍も彼の活躍によって前線から戻るのである。
善良な将軍は前線より負傷兵を抱えて砦に生還。
しかしすでにこの負傷兵たちにはバグが体内に入り込んでいた。
次第にこの兵士たちが砦の中の仲間を侵食していく。
そしてついに将軍にも取り入ってしまう。
ようやく彼らの存在に気づいた時にはもはやどうすることもできないほどの劣勢。

殆どが砦の中での撮影ばかりでまさに「エイリアン」や「遊星からの物体X」のような映画である。
前作のスターシップ・トゥルーパーズのような屋外で派手なバグとの戦闘をきたいするとがっかりする。
ちょっとグロい表現もところどころあり、見る人を選ぶかも
個人的にはバグに入り込まれたにも関わらず、意志の力で自らを奮い立たせ、主人公達を救い出し、自らの命を絶った女性兵士が印象的。
本当に強くまさにアマゾネス。

まずまず面白かったのではないだろうか。

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