悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

記憶探偵と鍵のかかった少女

先ほど書いた映画の感想が消えてしまった?

まあ、気を取り直してもう一度書く。

なんとも長たらしい邦題。
どうもこのタイトルでは興味がそそられない。
原題の「MINDSCAPE」のほうが良かったのではないかと思う。

さて、音楽も殆ど無く静かに進行していくこの映画。
内容が相手の記憶に入り込んで色々と調べる超能力者の映画。
どこかで見たことのあるような内容と思っていたら、クリストファー・ノーラン監督の「インセプション」とかなり似ている。
あの映画も相手の潜在意識に入り込んで調べるという点で非常に似通っているが、スケールがずいぶんと違う。
あの映画を見た後でこの映画を見るとちょっと存したような気がするかも。
しかしこの映画のキーポイントは問題となっている少女。
調査する探偵はベテランの記憶探偵だが、この記憶探偵は奥さんを失い、目下絶不調という状態。
そしてこの少女、16歳ながら非常に手強い。
周りのおっさんどもの顔つきから真犯人は誰だと追っかけていたら、見事にスカを食らう。
あどけない表情と女を感じさせる微妙な色気でベテラン探偵を利用してしまうという内容。
なんとも哀れな中年探偵。
しかもハゲ。
ま、ハゲは関係ない。このハゲは男前でセクシーである。
色々と窮地に経つが、あんな状況なのにエンディングでは罪が晴れて新しい恋に向かう?なんていう中途半端なハッピーエンドがしらけてしまった。
そこまではいい感じだったのに、エンディングは非常に残念。

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