TSUTAYAで先日借りておいた映画を見た。
映画館で予告を見た時に見てみたいと思っていたが、結局映画館で見ることができずDVDでの鑑賞となった。
実話がベース。
そしてF1という華やかな世界の物語であるが、ニキ・ラウダとジェームス・ハントという二人のレーサーの生き方、ライバルのみを描いた映画である。
今のF1はコレまでの歴史の上で改良が加えられ、安全対策もされてきているので毎年人が死ぬということは殆どなくなったが、当時はよく死んだ。
現在もレースなので極限の走りをしたツケによるクラッシュは起きている。
クラッシュしてもコクピットは守られ、コースアウトしても大事故にならないよう工夫されてきているが、それでも事故で亡くなる場合はある。
この映画でも描かれているが、ドライバー自身が危険を感じているレースコンディションやコースなどもあり、レースをすべきでないという意見も言っている。
こういう発言を見ると、アイルトン・セナの事故を思い出す。
彼自身はレースに取り憑かれた男だと思うが、そんな彼でもイタリアサンマリノGPではかなりナーバスな発言もあり、このコースは高速サーキットで危険だと警鐘を鳴らしていたようだが、今更である。
さて、この映画でも主人公の一人であるニキ・ラウダがレースの中止を求めていたが、結局は開催。
そして事故を起こしてシーズンのいくつかのレースを欠場する。
その間にライバルのジェームス・ハントがポイント差を詰め、チャンピオンの行方は最終戦へ持ち込まれる。
日本の富士サーキット。
雨天でコンディションは最悪。
そこでトップのラウダは棄権を選択。
ハントはポイントを得るために走り続け、このまま行けばチャンピオン確定の状況。
しかしレース終盤にタイヤにトラブルでピットイン。たちまち順位を落としてしまう。
ピットから出た時には残り周回は僅か。
リスクを省みず果敢にチャレンジするハント。
結局3位入賞を果たしこの年のチャンピオンとなる。
迫力のあるレースシーンと二人のライバルのみにスポットライトを当てた作品。
二人の天才ドライバーの個性がはっきりと出ており、わかりやすい映画。
F1レースに興味のある方だけでなくても十分見れる映画だが、やっぱり知っていたほうがいいかな?
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2014/08/04
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