悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

コロンビア戦 日本代表W杯終戦

今日の朝、試合をやっていた。
私は見ていない。女房と娘は前日から気合い入りまくりで見た。
そしてがっくり。
結果を先に知ってしまって、試合の録画は見ていない。ニュースのダイジェストのみ。
攻撃的に行ったようだが、引いて守るコロンビアを崩せず、先に点を取られるという最悪の状態。
更に同点に追い付くため、かなり積極的に動いた模様。
結果として前半終了間際のアディショナルタイムに同点に追いつく。
しかしそのつけは後半やってきた。
そして温存していた中盤のエース、ロドリゲスを投入。
試合は一気にコロンビアペースになって勝ち越され、更に前係になった日本に容赦無いカウンター攻撃で撃沈。
試合運びの旨さも際立っていたようだが、そもそもこういうサッカーをするのは初戦で行って欲しかった。
初戦、絶好とも言える先制点を取り、更に攻撃のチャンスもあったが、攻めきれず、流れは変わって守りに入ってしまった。
そこから日本は立て直すことができず、いいところなし。世界に何もアピールできなかった。
オランダ、ベルギーを驚かせた親善試合は所詮親善試合にすぎなかったということ。

本番はやはりそれほど甘くはない。
そして相性の悪い南米勢には全く歯がたたないということを露呈してしまった。

死の組をトップで通過したコスタリカは日本との親善試合を良い調整としていたのだろう。

さて、さんざん優勝という言葉を前面に押し出して、メディアも煽って盛り上げてきたサッカー。
Jリーグは全く人気が出ないが、日本代表だけは本当にコンテンツとしては集客力もあって素晴らしい。
セルジオ越後ではないが、日本代表にとって、サッカーは戦いではなく、興行だったということか。

コンフェデ、イタリア戦でみせた攻撃的な日本代表に多くのファンは夢を見た。
私も含めて。
そしてそれらが、メディアを中心とした煽りであったとしたなら、ここは大いに反省して今までのサッカーに対する考え方、強化の仕方、サポートの仕方も含めて一からやり直しをしないといけないのかもしれない。

今回は残念だったが、初戦を落とした時点で相当厳しいとは思っていた。
初戦を落とした時にコートジボワールは強かった。ギリシャ戦は勝てると言っては10人相手にようやく引き分け、ほぼ1位通過を決めているコロンビアには主力組温存で大敗。
FIFAランキングはあてにならないと言っていたが、結果はランキング通りになった。
これでは優勝を口にしていた選手たちはみんなピエロだし、活躍を期待していた熱烈なサポーターも間抜けにしか見えない。
根拠の無い自信というものは恐ろしい。
地道に実績を重ねて、初めて自信が生まれるし、評価もされる。
今回はいろんな面で良さが出なかった。
ドン引きサッカーに戻ってしまうのかもしれないが、勝負事は勝たねば意味が無い。
自分たちのサッカーという甘い言葉に酔っていただけかもしれない。
まだまだ世界で自分たちのサッカーをさせてもらえるほどの実力はないということである。
今回の屈辱をバネにして、日本代表の4年後の成長に期待したい。
もちろん今回の選手は総入れ替えでも良い。あるいは彼らを追い落とすような勢いのある選手たちが出てきて欲しい。
清武みたいに「今度は僕達が中心になって」という甘い発言はありえない。
4年後自動的に出られると勘違いしている選手もいるようだし。

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