悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

浅田真央

世界選手権に出場している浅田真央が、ソチ・オリンピック以来の演技で注目されていたが、見事な演技でトップに立った。
歴代最高得点だという。
今回の演技も含めて、フィギュアの得点というもののいい加減さを感じたことはない。
今までの世界最高得点がキム・ヨナの78.50。今回の浅田真央が78.66。
どこがどう良いのか素人にはわかりにくいが、この得点というのが審査する側のさじ加減でどうにでもなるものなのだと思う。
今回の浅田真央の演技に文句をつけるつもりは全くない。むしろ過去のキム・ヨナの高特典の方にこそ文句を言いたい。
ソチ・オリンピックでも開催国ロシアのソトニコワの演技よりもキム・ヨナのほうが上回っていたと韓国国内では物議をかもしたとか言われているが、ミスこそなかったが、全然良い演技とは思わなかった。
競技として優劣をつけるのなら、フィギアスケート協会はもっと採点を具体的にわかるように説明する必要がある。これまでもそういった努力が足りない。

芸術として見る分には文句はない。優雅で美しければやはり見ている方は感動するし、素晴らしいと心から思える。
しかし優劣をつける競技としはこれまでの採点方法には欠陥がある。

今回の浅田真央は演技後のインタビューで珍しく強めの発言をしていた。
現時点で飛べるのは自分しかいないジャンプを決めることができて…というところである。
競技として見るなら明らかに難易度が高く、できないことをできるということに対するアドバンテージを認めずに何が競技なんだろうと思う。
以前から強くそう思う。
バンクーバーオリンピックでも皇帝プルシェンコが語っていた。4回転を飛ばない人間が金を取るなんて…と。

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