女房がブックオフでハードカバーを買ってきた。なんと100円だったとか。
これを通勤に持っていくのは重いので休みの日に一気読みした。
白夜行の姉妹作らしい。ちなみに白夜行は読んでいない。堀北真希主演の映画を見ただけだ。それも初めから終わりまできちんとは見ていない。
内容は白夜行のリメイク?と思えるような内容。正確には覚えていないけど。
それにしてもトップセールスを常に記録する小説家で、緻密な構造と読みやすい文章である。
土地柄的にも阪神大震災のことはよく分かる。そして町工場の描写も見事。
関西弁もさすがに大阪出身の作者らしく全く違和感がない。
さて、ストーリーだが、白夜行のリメイクみたいで時代が違うようである。
白夜行が幼少時代から描いているようで、この作品は突如として謎の女が登場する。
この作品の主人公美冬=白夜行の主人公雪穂という意見もあるようだが、そのあたりは本を読んでいないので分からない。気になるところだ。
主人公は年齢不詳の美女で正体不明。美しいだけでなく、男の心をすべて見透かしたかのように手玉に取る。いわゆる魔性の女。自らの目的を達成するために手段を選ばず、男を利用する。
それにしても主人公である新海美冬と運命共同体として利用されてきた水原雅也が哀れすぎる。
俺の魂を殺されてしまったのだろう。
魔性の女。女の武器を最大限に利用する天性。知能が高いだけではできない。もはや魔女である。小説ならではとも言えるが、男としてはこういう魅力的な女性に出会ってみたいという気持ちもある。怖いけど。
こういうことを女房に言ったが、「あんたには魔性の女は近寄らないよ」って。その理由が、…
「利用価値がないから」とか…。
確かにwww
面白かった。読みやすくてストーリーにのめり込んでしまう。長いけど。
白夜行も読みたくなってきた。
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