悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

女子フィギュアスケート採点

早速かの国が金メダルを取れなかったと騒ぎ、日本を引っ張りこんでの国際問題に祭り上げようと必死になっているようだ。
浅田真央はSPで散々な出来だったので、日本人はすでにメダルがどうとか思っていなかった。私もそうである。
それよりも今回のオリンピックがラストといっていたように納得のできる演技でオリンピックを終えて欲しいと思っていた。
バンクーバーの涙の銀以来、彼女は日本の期待を一身に背負って4年間頑張ってきた。
オリンピック後、課題を克服するために大幅な改造に取り組み、自分を見失いようなスランプにも落ちったりした。母を失い、本当に辛い時もあったと思うが、地道な努力で復活を遂げた。
FPは本人も納得の最高の演技ができた。誰がどう思おうと構わない。スコアなんて実際に滑った人間がつけるわけでもなく他人が勝手につけた数字にすぎない。
あの演技を見て素晴らしいと思わない人はいないだろう。トリプルアクセルという現役選手では誰もできない大技にチャレンジし、それを見事に成功させたことはもちろん、6種類8つの3回転ジャンプを決めたのである。
得点は自己ベストを更新するが、その後の選手たちの得点のインフレぶりが異常。
本来得点は客観的であるべきなのに。
そもそも基礎点枯らして全く違いのに最終得点が逆になるって何なのだろうか?
大技はハイリスク。その代わり成功した時にリターンも大きい。そうでないとこれはオリンピックで競うスポーツではなく、タダの審査員のためのショーになってしまう。

キム・ヨナ選手の銀メダルが妥当かどうかは分からない。ソトニコワの着地の乱れをミスと考えてキム・ヨナが金でないのがおかしいという論調なのである。
ジャッジの公平性をどうこう言うのなら4年前のバンクーバーも相当におかしな判定だと思う。
それも検証して欲しい。
そういうことにはフタをする国民だから知らんぷりなんだろう。

浅田真央選手が他の外国人選手と並んでにこやかな表情の写真はたくさん出てくる。
一方キム・ヨナ選手は探せば、あるのかもしれないが、ハブられている画像ばかり。
海外の選手にも嫌われているのは間違いないと思う。キム・ヨナ選手のインタビューの時に金と銅のソトニコワ選手とコストナー選手がふたりとも席を立つというのも通常ならありえないことである。

バンクーバーの時のエキシビジョンでも浮いていたというか、選手同士では相当な温度感があるような気がする。
グランプリファイナルや世界選手権に出場せず、今回のソチ・オリンピックも選手村には入らず、TEAMキム・ヨナとしてマンションを刈り上げていたとか。
自らを女王と称していることなどからも相当に変わり者だと思う。日本人の感性からは考えられない人なのは間違いない。

日本人も今まで採点に泣いてきたことは数知れずある。柔道の篠原などその典型だろう。
そして酷いまでのルール変更。スキージャンプやノルディック複合もそうらしい。これらは日本の外交力のなさ、交渉力のなさだろう。
日本人自体がそもそもそういうことに関して仕方がないと考え、声を大きく荒げて、強く出て行かない人達が多いということもある。

得点や採点は人間が決めた数字。その数字に対してメダルが授与される。そんなものよりも立派な戦い方、素晴らしい演技に対して惜しみない拍手と賞賛を贈る。
勝負事には勝ち負けがあり、勝たなければ意味が無いことはよくわかってい入るが、戦いの中にもプライド、誇りと言うものがあり、武士、騎士道に通じるものがある。
ジャッジに対する抗議というのも潔くない。ましてやあのキム・ヨナ選手の演技では…

日本の浅田真央選手を巻き込むのだけ早めて欲しいと思う。

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