悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

羽生結弦が金メダル、そしてレジェンド葛西紀明が銀メダル

期待の大きかった女子ジャンプの高梨沙羅はメダルには届かなかった。オリンピックの大舞台というのはなかなか前評判通りに行かないこともある。
一方校長を維持し、下馬評でも金メダルの最有力候補と言われた羽生結弦は堂々たる金メダルの獲得だった。
圧巻はショートプログラム。素人の私が見ても素晴らしいというのがわかるほどの出来の良さだった。
フリーはミスが目立ち、本人はまさか自分が穫れるとは思っていなかったようだが、ライバルのパトリック・チャンもミスがあり得点が伸びず銀メダルに終わった。
羽生は金メダルをとったが、実感はなく、とれた喜びよりもミスした悔しさのほうがあるようだ。
このままマスコミ等に毒されず、次回のオリンピックでは自らも納得する堂々たる金メダルをとってもらいたいものである。
彼は運動神経が抜群なのは当然ながら、学業も優秀らしい。
高校生の頃からのインタビューの受け応えを見ても「なんと成熟した高校生だ」と思ったものだ。知能が高いのか、しっかりした言葉遣いと振る舞いである。素晴らしいと思う。


41歳、7回目のオリンピックという「レジェンド」葛西紀明は待望の銀メダル。飛距離はトップだったが、飛型点?というものでわずかな差で金メダルを逃した。フィギアのような採点競技とは違って目で見える距離というものがある競技なので、この採点方式はよくわからないところ。
とりあえずおめでとうである。
葛西選手のメダルの思い入れは長野オリンピック、そしてその前のリレハンメルオリンピックに遡る。
リレハンメルでは主要メンバーで、3人終えて圧倒的なトップ。余程のことがない限り金メダル確定的な状況だった。
しかしやらかしてくれる人はいるわけで、長野オリンピックで一躍有名になった原田選手がやってしまった。たしか50m台の失敗ジャンプ。日本は金メダルを取り損なった。
長野オリンピックでも1本めには失敗ジャンプだったと思う。2本目が大ジャンプで金メダルをグッと手繰り寄せたが、本当にお騒がせな人だ。
残念ながら葛西選手はそのメンバーにはいない。怪我のために団体戦から外されていたらしい。
ついていない。
日本のジャンプで長年トップに君臨するレジェンドだが、金メダルを保っていないのが今も続ける原動力になっているらしい。
今回も金メダルのチャンスは有り、ぜひとも団体で金メダルをとってもらいたい。

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