悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

ゴーストライターという職業

佐村河内守。「さむら」で切ると「かわちのかみ」という武士の役職みたいな名前にになってしまう詐欺師の話題で盛り上がっている。

さてこのおっさんの悪質なところはいろいろある。自分で作曲していなかったということだけではない。
多くの芸能人やタレント、スポーツ選手等の著名人がゴーストライターを使って自叙伝などを出していることは暗黙の了解でそう思いつつ読者も読んでいるわけだ。

新垣氏に対して批判もある。しかし私はよく真実を述べたと思う。変に裏でお金をもらって黙っているよりははるかにマシ。
まあ、このおっさんの場合はやり過ぎで放っておいてもいずれバレルだろうけど。
それにしてもなぜ今?ということもあるが、今までの経緯を見ると辛抱できなくなったと思わざるをえない。
ワイドショーなどでは新垣氏に対して批判的らしい。ゴーストライターゴーストライターらしくゴーストとして徹するべきという意見だ。結局売名だろ?とかいや金銭目的だとか。
冗談じゃない。そのどちらも違うだろうと思う。
売名ならもっと早いタイミングでもできた。金銭目的なら今まで作曲してきて受け取った報酬が700万円程度というのも安すぎるし、そんなことを口頭とはいえ公表したりはしない。それに最も大事な著作権はすべて放棄すると言っている。ありえない。
彼の言葉をすべて信じるわけではないが、嘘つきの言い分よりはずいぶんと信用するに足りる。
ここまで騒ぎが大きくなった。真実はわかっているのに言えないわだかまり。おお様の耳はロバの耳だ!と叫びたくなったのかもしれない。

ワイドショーのタレントが批判的なのは自分の周りにはそういう胡散臭い連中がワンサカといてほじくり返されたくないためのいいわけではないかと思う。
今回の騒動で一番マヌケなのがマスコミや芸術家、文化人と称される評論家たちである。現代のベートーベンとか最大級の賛辞を送った人もいるが、間抜け極まりない。
そしてNHKスペシャルでお涙頂戴の演出満載で放送。彼の作品を作る苦悩を描いたが、これらはすべて演出やヤラセでいくらでも捏造できることを証明したわけだ。

こんなことになってもゴーストライターという職業はなくならないと思う。需要と供給の関係である。
多くの人が芸能人やスポーツ選手などの自叙伝などを読みたがっている。出版社も儲かる品揃えが必要。そして文筆業を生業としている人たちはたくさんいるが稼げるようになるのはやはり賞などを獲得してから。そうでもない人が手軽に稼ぐにはゴーストライターというのは良いアルバイトである。


佐村河内守の嫁も共犯である。そして彼女の母親が娘の旦那の批判を表明しているらしい。
それによるとこれ以上ないほどのクズ男である。若いころのこのクズ男は結構イケメンである。しかし働かず、女房に寄生するヒモのような存在。売れないミュージシャン崩れが詐欺師を働き、一山当てたというところか。

【ゴースト騒動】作曲家佐村河内守氏の妻の母が涙の告白 「娘は早く離婚してほしい」「娘まで巻き込まないでほしい」 : ジャックログ 2chJacklog
まさかこの記事もヤラセや捏造?嘘?ということはあるまいが…

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