悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

ワールド・ウォーZ

ブラッド・ピット主演の話題作。
映画館へ見に行こうと持っていたが、結局は見ずに新作DVDとしてTSUTAYAレンタル。

感染症が蔓延して、パンデミック。人類滅亡の危機という映画。
どんなスリル、パニックが待ち受けているのかと思っていたら、ゾンビ映画である。
バイオハザードと同じようなノリ。
しかしバイオハザードのような特別な強敵は出てこない。全部ベースは元人間が感染した普通の人間、ゾンビである。
もちろんそれに対峙する人間も普通の弱い存在である。バイオハザードミラ・ジョボビッチ演じるアリスのような超人は登場しない。感染症に対決するために正義感を前面に出す学者さんがあまりにもあっけなくやられたり、韓国でゾンビと対決して生き延びてきた強い戦士も噛まれて感染して自害したりとほんとうに人が簡単に死ぬ。
もちろんそれ以上に感染した人たち、ゾンビも簡単に死ぬのだ。
イスラエルで壁を作ってその中にはゾンビは入れなくしてあったが、ゾンビはそれをよじ登りついに進入する。あの映像はまさに「見ろ、人がゴミのようだ」である。
飛行機の中でのパニックシーンと言い、WHOの研究所でのシーンと言い、怖い場面がたくさんある。
幾つかは本当にゲームのシーンをそのままパクったんではと思えるようなところもあり、色んな意味で現代風の映画。

ブラッド・ピットが主演のイメージからか、この映画はゾンビ映画として周知させるような広告は撃ってこなかった。私もてっきりパニック映画、インディペンデンス・デイやディープインパクトのような地球の危機を描いたものでは?と思っていたのである。
色んな意味で騙された。
しかし酷評もある中、結構楽しめたのである。
ゾンビが好きな人はもちろん、そういう映画が嫌いな人でもブラピが主演のパニック映画として騙されたと思ってみてみると良いと思う。

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