悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

GTA5

GTA5
グランセフトオート5というゲームである。超大作。
開発費も250億ドル以上というハリウッド超大作映画も真っ青の金額であるが、もっと驚くのはわずか発売1日で開発費を上回る売上があったらしい。
なにやらギネス記録ずくめの超大作であることは間違いない。
前作のGTA4も大ヒット作であり、なんどかやってみようかと思っていた。中古ゲームだとかなり安いし、そっちにしようかとも思ったが、せっかくやるなら最新のほうがいいかということで購入。
自由度が高い、グラフィックがすごい、オープンワールドだが、作りこみがすごくてとても広いなど、そういった部分に目が行く。
しかしなかなかストーリーも面白い。日本のゲームにありがちなマンネリ感はない。
日本のゲームとして比べられるのは龍が如くだろう。あのゲームもヒットシリーズで多くのファンがいる。何度かやってみようと思ったことがあるが、結局やったことがない。
あのゲームも暴力があり、子供向けのものではないが、GTAを見るとおとなしく見えるらしい。
規制はZということでお子様禁止。
にも関わらず、本国アメリカのものと比べるといくつもカットされているシーンが有るらしい。
まずはエロ表現がダメなようである。そういったイベントはカットされているらしい。
また酷いリンチシーンもカット。銃撃や交通事故で流血というシーンは多いので今更という気がするし、何のためのZ指定になっているのか?と思ってしまう。

多くのファンがいてすでに攻略サイトなども数多くあるようだが、このGTA5には主人公が3人登場する。
日本のゲームにありがちな、10代のイケメン少年や美少女などではない。中年のおっさん2人と黒人青年の3人である。
それ以外にも多くの登場人物が出てくるが、操作はできない。いわゆるNPCという扱いであるが、昔のドラクエにあるような無機質な人物ではなくなんとも生々しい感じがしている。
グラフィックがすごいこともあるが、作り手の姿勢がゲームだからということでの手抜きをしていないためとも思う。
まあ、もちろん現実ではありえないことばかりで、ゲームなんだけど。

冒頭から銀行強盗のシーンである。いくつか銃撃戦の操作も車に乗って逃走する操作もある。
そこで逃走に失敗して…。
そのシーンは後に生きて来るシーンになるのだろう。

黒人のチンピラ青年フランクリンが最初の登場人物。悪質な車の販売会社で働き、法外な金利の車のローン取り立てで代わりに車を差し押さえるという仕事を幼なじみのラマーという黒人青年と働いているという設定。
こんな仕事から抜けだしてもっとビッグな仕事がしたいと思っている。もちろんまじめに働くという気はなく、基本的には悪党。後に出てくる登場人物たちからするとこのフランクリンがとても優等生に見えてしまうが…。

2番目にに登場するのがナイスミドルな感じのマイケル。中年のおっさんである。ちょうど私と同じくらいの年齢。元銀行強盗である。冒頭のシーンは若かりし頃のマイケルたちの犯罪である。こんな悪党がビバリーヒルズ(ゲームではロックフォードヒルズ)の高級住宅街に豪邸を構えて暮らしている。司法取引によって今は引退し悠々自適な生活であるが、刺激がなく、また家庭崩壊しており、は無茶苦茶である。マイケル自身はカウンセラーに良い夫、良い父親として振る舞いたい気持ちはあると告白するが、うまくいかない。

3番目に登場するのは反社会的人間の象徴みたいなおっさんのトレバー。冒頭のシーンで銀行強盗をマイケルと行った人間。とりあえず無茶苦茶な人間で切れやすく暴力的な人間。しかしマイケルを親友と思っており、また仲間からも慕われているところもあるところから何らかの魅力はあるのだろう。風采はハゲのおっさんである。マイケルと同年代だろうから中年のおっさんである。マイケルのように家族はおらず、身なりも汚らしく狂人そのものである。

車も盗み放題。タイトル自体が車泥棒という意味らしく、車に乗って移動することが当然。歩くことも走ることももちろんできるが、あの広さを走るというのは苦行以外の何物でもない。高性能なスポーツカーでもマップ一周するのに30分以上はかかるらしい。やったことないけど。
マップで近くに見えているところでも歩いたり走ったりして移動することはほぼ無理。なので自分の車でいくか、道路を走っている車を止めて奪うか、駐車している車両を盗むかということになる。
車で走っている時間が非常に長いゲームなので、そういうのが嫌いな人は辛いだろうと思う。運転も前作よりは簡単になったらしいが、私にはそれでも難しい。車だけでなく飛行機やモーターボート、ヘリコプターや潜水艦なども登場し、それぞれ運転できる。自転車やジェットスキー、バギーカーなどもあり乗り物好きにはたまらな。ただサーキットを走るというものとは違い、まちなかで対向車や歩行者もあり、他の車同士の事故やゲーム内で勝手に強盗などの犯罪もあってリアル。

凶悪犯罪者たちが主人公だが、プレイすると共感する。そして凶悪犯罪者だが、簡単に死ぬ。事故でも死ぬし、警官に追われるとうまく立ち回ららないとすぐに射殺されてしまう。日本のRPGのように雑魚キャラ相手に「俺強え〜」という状態にはならない。


まだまだ楽しめそうなゲームだが、時間がすごく奪われてしまう。それだけのめり込みやすいということだろう。
オンラインもあるらしいけど、私はパス。ゲームが上手くはないし、ストーリーだけで手一杯。

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