悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

日本代表 ベルギー戦

早朝から女房は興奮した状態だった。
私は仕事があるのでその時間は寝ていたが、朝起きた時には笑顔で「勝った勝った」とはしゃいでいた。
さて結果は3-2。先ほど録画を通して見たばかり。
ベルギーがFIFA5位だが大したことないという書き込みも多く見られたように、そんなにダメダメだったのか確認する意味でも注目していた。
先制点を許したのはオランダ戦と同じ。しかもミス。なんとも不細工な失点であった。
守備のミス、要らない失点が多いのは直せないのだろうか。
それにしても以前の日本代表は引いて守って、カウンターやワンチャンス、セットプレーをものにして辛くも勝つというしょっぱいサッカーをしていた。
いわゆる弱者の戦いである。
ザックジャパンになって、チームも新陳代謝が行われ、アジアのサッカー、弱者のサッカーから、世界標準なサッカーへと変貌を遂げていると感じた。
体力的(体格的)に劣る部分は組織力と献身的な姿勢でカバーする。守備も攻撃もチームが一つとなって連動した時には大きな力を発揮する。
ベルギーはこの力は素晴らしい人もいたと思う。スピードで圧倒していたルカクなど日本のディフェンダーは誰もついていけない。スペースが有れば…
なのでカウンターは絶対阻止しないといけない。
ボールを取られた瞬間、前線で素早いプレスをチーム全体で高い意識で行っていた。
速攻が封じられるとベルギーはパスの出しどころがなく、オランダ戦と同様に中盤、後ろにボールを回すだけでシュートまで持ち込めない状況が続いていた。
日本は柿谷のヘディングによるゴールで同点に追いつき、後半には本田の右足、岡崎のシュートで3点をとった。
ヨーロッパの競合相手に3点取れたことは素晴らしい。
コンフェデレーションズカップでイタリアを相手に3点とったことはしっかりとした自信になった。今回はやれるという自信だけでなく、引き分け、勝利という結果もついてきたこと、また今までの固定メンバーというザックジャパンの批判に対向するかのごとく大幅なメンバーの入れ替えで、ほんとうに収穫の多い戦いだっと。

さてワールドカップの本番ではヨーロッパでもアジアの日本はそれなりに警戒されることになると思う。
日本の戦いをしっかりと分析した場合に引いて守ってカウンター狙いという今までの弱者の戦いの逆をされる可能性もある。
少し間のセルビアベラルーシとの戦いがそういう感じであった。
どんな相手でも柔軟に戦い、結果を出す。本当に強いチームになっていくことを期待したい。

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