悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

筆記具

以前使っていた何かの粗品のシステム手帳が出てきた。
というかほったらかしの状態にしてあったが、ひょんな事で取り出した。
過去のスケジュールがあり、なんとも言えないが、手帳としては殆ど使われていない。
最近は手書きの文字をほぼ使わないようになってきていて、文字を書く機会もあまりない。
ますます字が下手くそになるが、目も悪く、手元の小さい文字を書くのはほんとうに辛い。
タイピングはうまくはないけれど、毎日文字を入力しているのでそれほど苦痛ではない。
文字は少し書くだけですぐに疲れるし、うまく書けない。

にも関わらず、筆記具や手帳などの商品はすごく好きだったりする。
文具に関するこだわりは女性よりも男性のほうがあるのかもしれない。
女房は子供のノートの余った部分を切って、それをメモ帳代わりに使っていたり、コピーの失敗した紙の裏はかならず使う。
裏を適当な落書きに使うのならまだしも、失敗した紙をもう一度プリンター用紙として使うのはやめて欲しい。
そのおかげでなんどかプリンターが詰まった。
何よりも今は紙代よりもインク代が高い。
インクは互換インクを使えば相当に安上がり。
その分故障リスクが増える。
プリンターが故障すれば更にカネがかかるが・・・

一時万年筆で文字を書きたくなって、万年筆を買ってみたものの、手書きで日記を書くのは結構しんどいものである。

それでもなんとなく筆記具にはこだわりたい。
手帳もそうである。
本当はしっかりしたシステム手帳なども欲しいが、なにせ高い。
Filofaxなど私が就職した当時は多くの新人社員が購入していたが、馬鹿らしい値段だった。
今になって思えば、無理しても買っておけば一生ものになったかも?と思いつつ、やっぱり適当に放置して終わっていただろうとも思う。

ボールペンもおみやげでもらったクロスのジェルペンなどなめらかな書き味のペンがあったが、私はあまり好みではなく、女房がすごくその滑らかさを気に入っていたので、女房が使っている。
まあ、字の旨さが相当に違うので、そのほうがボールペンにとっても幸せだろうと思ったりする。

もう一つスイスのカランダッシュをこれも貰い物である。
もらった当時は銀色に輝きがあり、本当にきれいなペンだった。
しばらく放置していて真っ黒になってしまった。
まあ、私の持っているペンでは高価なものなので粗末にするのは申し訳なく、一生懸命磨いたら、そこそこ輝きが出てきて、今はメモ用のペンとして使っている。
書きやすさはまあ普通。
しっかりした重さがあるので多くのものを書くのには適していないような気がする。
軸も六角なので鉛筆みたいで持ちやすいようで結構疲れるのかもしれない。

きれいなペンである。もらった当時はこれくらい輝いていた。
今はいぶし銀になってしまったが、これはこれで味があると思っている。

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