悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

Microsoftがスマートフォンの台風の目?

という記事を目にした。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20131001-00000019-pseven-bus_all
記事は週刊ポストに掲載された大前研一氏のものらしい。
最近は以前ほどのキレが見られなくなったと感じている。
私の中では非常に頭脳明晰であり、あらゆる分野に精通しているというイメージがずっと出来上がっていたが、最近は少し老化したのだろうかと感じることも…。
今回の記事も全ては読んでいないが、ネットで記載されている情報を見ると「ちょっと違うぞ」と思わざるをえない。



まず、Microsoft後からは相変わらず凄いが、スマートフォンタブレットの分野では全くダメである。
タブレット市場も取り込んでしまおうと実力行使に出たOSがWindows8だが、ここまで良い所なしである。Vista以上の駄作という声もある。
Vistaは使いにくいOSだったが、それはOSの仕様が悪いというよりは時代を先取りし過ぎて、ハードがついていかなかったという側面が強いという意見もある。
XPの頃の悪い部分を訂正しようと大きく構造を変えたという意味では、Windows7の成功の元になっているのは確かだ。
しかしWindows8に関しては、Windows7から変わった構造もあるが、それ以上にユーザーインターフェースの作りが悪すぎる。本当にそういった部分のセンスのなさは言葉にしようがない。
今までのWindowsの操作を否定するかのような操作性である。
トラブルに強くなったのか?といえば、そうではなく、やはり起動しない場合もある。そういった場合で何らかの措置があるわけではなく、混乱するばかり。
私はこのOSがMicrosoftの焦りから出したものとしか思えない。
パソコンがデスクトップからノートパソコンにシフトして、さらにネットブックやUltrabookと言ったより軽い手軽なモデルが出てきた。
さっと出してさっと使える。そういうユーザーの希望に答えるようにしてノートパソコン、Windowsのシェアを奪っていったのはスマートフォンタブレットである。
その市場にどんどん侵食され、Microsoftとしてはその分野に楔を入れたかったのだろう。
Microsoft自らがハードウェアを出して、今までMicrosoftのOSをプレインストールしてくれる大切なビジネスパートナーだった、ハードウェアメーカーをも敵に回そうとしている。
そこまでしてWindows8.WindowsRTをこの市場に売り込みたかったのだろうと思うが、現状成功しているとは言いがたい。
もちろんWindows8タブレットだけではなく、Microsoftの新OSとして販売してるので全く売れないはずはない。
しかし多くの人が望んでいたものとは違うと感じているし、そもそもOSに進化などを求めていない。
よく聞くのが「私はOSが使いたくてパソコンを買ったわけじゃない。アプリケーションソフトを動かしてしたいことがあるからパソコンを買った」と。
まさにそのとおりである。OSは黒子であり、主役はアプリケーション。
AndroidにしてもiOSにしてもあまりそれらが全面に出てきてはいけない。それらはあくまでスマホタブレットを動かすためのものである。
できるだけ直感的に操作できるものであり、特別な作法などを学ばなくても操作できるのが望ましい。
もちろんトラブルは少ないほうが良い。


WindowsPhoneは人気がない。もちろんMicrosoftのファン、信者もいることからある程度は売れているのだろうが、今後これらが大ヒットして今の市場をひっくり返すとはどうも思えない。

価格もポイントだが、iPhoneはともかくAndroidも日本国内のもの以外は非常に安いものが多いので、果たしてWindowsPhoneが安くて性能が良い物があるのかどうか。
使い勝手はどうなのか?
それとiOSのような豊富なアプリがあるかどうか。MicrosoftのストアからしかDLできないのである程度の品質は担保されていると思うが、新しくて尖ったアプリというのはなかなか出てこないだろう。

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