青空文庫で読書。
ジブリの話題作とは関連がありそうだが全くストーリーは違うようだ。
そもそも飛行機などは一切出てこない。
ともあれ著者の代表作でもあるので読んだわけだ。
それほど長い小説ではない。短編ではないが少しまとまった時間があればその場で読める。
とにかく暗いお話。全編通して愛する人との闘病記であり、サナトリウムという山の中の結核患者の療養施設での話が中心である。
こういうのが純文学というものだろうが、私には合わない。
真実の愛、愛の形もいろいろあるけれど、そういったものを追求していくとこういう作品にもなるのかもしれないが、どうも話が盛り上がらなくて辛い。
日に日に命の火が小さくなっていく姿を見るのは辛い。
- 作者: 堀辰雄
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1951/01/29
- メディア: 文庫
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