悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

2013年プロ野球

今年ほどペナントレースが盛り上がらない年は近年なかっただろう。特にセ・リーグ
巨人が強いのは仕方ないにしても下位チームがだらしなさすぎる。
3位の広島が大幅に借金なのに更に下位チームがいるためこの順位になっている。
2位の阪神も数字はともかく、肝心の直接対決で3連敗。負け方もだらしなさすぎる。
これほど独走を許すとは本当に情けない限りである。3位の広島が巨人に負けすぎているのも…。
まあ、それを言い出すと阪神もヤクルトから相当貯金しているだけとも言えるけど。

一方、混戦が続いていたパ・リーグ楽天の1位ということになりそうな勢いである。
なんといっても楽天田中将大である。ダルビッシュが抜けた後は日本球界を代表する看板投手である。
負けないだけでなく内容も素晴らしい。そして調子が悪くても試合を作れる。悪いなりに抑えることができる。
もちろん調子がいい時は相手チームの打者は手も足も出ない状態である。

セパ両リーグでクライマックス・シリーズが行われることになっているが、どちらもすんなり決まりそうな勢い。
またそうあって欲しい。今年もし、広島なんかが勝ち進めばペナントレースそのものの意味が否定されることになる。

そして交流戦セ・リーグは情けなさすぎる。西武を除いてすべて勝ち越している。それも大幅に。
セ・リーグは巨人と阪神がかろうじて勝ち越しただけで、下位チームはズタボロ状態である。
これでは盛り上がらんわ。

後はタイトルか。なんといってもバレンティン。今年このままだと55号を超えるのは間違いない。
しかし狭い球場、飛ぶボールということもかなり有利。
今年、日本プロ野球にとって越えられない壁と言われていた王貞治の55本を超えることになると統一球問題も再燃しかねない。
まあ、あの上から目線の加藤コミッショナーなんかいなくなればいいと思うけどね。なんか胸糞悪い。

マー君と甲子園でライバルだった齋藤は2軍。今や話題にも上がらない。客寄せパンダとしては大谷がいるし、彼は斎藤よりも原石としてははるかに素晴らしい物を持っている。今後のことはわからないが、二刀流をプロでもやっているというのは本当にすごいこと。
残念なのが中田翔。せっかくの本塁打王のタイトルのチャンスだったのに。怪我。この悔しさをまた来年ぶつけてほしい。

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