悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

Connected Standby機能って?

Windows8の新しい機能でConnected Standby機能というものがあるらしい。そんな言葉すら知らなかったが、どうやら現時点でその機能を実現しているPCは殆ど無いようである。
そもそもこの機能がなんたるか?すら知らなかった。スリープ状態で低消費電力で待機している状態では復帰するのは非常に速いが、どの機能もほぼ完全に止めてしまっている。したがって、メールが来てもわかりようがないし、インスタントメッセンジャーのメッセージが消えてもわからない。そもそも相手から送られて来ることもない。
スマートフォンタブレットの場合、常に電源が入っている。待機中でもメールが入ると何らかの形でお知らせする。そういう機能を強く意識しているようで、ネットワークに接続したまま、スリープ状態に入っているというイメージである。
当然今のパソコンでそういうことをしようとするとバッテリーが持たない。どうやら裏には仕掛けがあるようで常に接続しているわけではなく、一定間隔で通信をとって確認するという仕組みらしい。CPUも通信デバイスもOSもアプリも全て対応していないとその恩恵には預かれないようで、現時点では名前だけで実際に使われているということは全く聞かない。
そもそも現在のPCの主流であるCore iシリーズは対応していない。ATOMという低消費電力だけが売りのCPUにのみ対応しているということらしい。

やはりPCの仕組みとスマートフォンタブレットといったモバイル端末の仕組みとは違う。OSの設計も求められているものも違うので、それらを一緒くたにしたWindows8は無理があると思えて仕方がない。
iOSAndroidに相当するのはWindows8RTであり、それを最初から押し出すのなら、Windows8は今までどおりの通常進化版のOSでよかったと思う。そしてRTももっと機能を特化して価格の安い端末が出てこないとまともに勝負はできない。現実にAndroidiOSの端末とは相当水を開けられているし、今後巻き返すとは思えない。
期待していたSurfaceも蓋を開けてみれば結構効果な端末であり、売れなくて当然という気がする。(まあ、Officeが付属しているのでその勝ちはあると思うけど)

Copyright ©悪魔の尻尾 All rights reserved.