悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

WBCオランダ戦 順位決定戦

前回とは違って若干消化試合気味ではある。オランダとの相性の問題かもしれないが、序盤から圧倒。
先発大隣は先頭打者本塁打を許したもののその後は3連続三振、次の回の先頭も含めると4連続三振という素晴らしい内容だった。一発病は大隣の場合もはや代名詞でもあるので仕方ないのかもしれない。被本塁打率が高い。脱三振も多い。内容良かった。
2回に一気8点とう猛攻を見せたが、相手のミスにつけこんで本塁打という効果的な攻めで、打ち崩したというものではない。そしてその後は凡打の山を築き、せっかく盛り上がってきた打線がまたしても湿ってしまったように思う。序盤に大量リードするとどうしても気持ちが緩む、ましてや前回コールド勝ちした相手である。
それ以上に心配なのがリリーフ陣。先発から中盤まではしっかりと仕事をしたが、接戦では試合の行方を左右する重要な終盤に不甲斐ないピッチングが続いている。森福、山口というワンポイントでしっかりと仕事をしてもらう左ピッチャーが頼りない。そして涌井も今ひとつ。流れが悪くて登場した涌井は気の毒だが、森福、山口はこういう使われ方が基本的なピッチャーであり、本職であるのに情けない。

追い上げられた後の8回裏に長野のタイムリーが出て、2回以降ようやく追加点で勝利を決定づけたが、あまり試合の展開としては良くなかった。不調の阿部、長野が2本塁打、2本のタイムリーというのがこの試合の収穫だった。
アメリカへ行ってもしぶとい日本野球、負けない野球で3連覇を期待する。

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