悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

パソコンが売れない…らしい

というかもうかなり普及してしまって、今更買い替え需要を喚起しようとしても買い換えない。むしろ今までパソコンでやっていたことがスマホタブレットが出てきてより手軽に使えるのでそちらを買うということか。
そして需要喚起の期待をされていた新しいOS、MicrosoftWindows8が大コケという感じ。
売出前から相当な批判があり、販売されてからもあちこちでボロクソにこけ降ろされているOSである。
ある意味ボロクソに言われたVistaやMeを上回っているのではないか?
PCが現在ほど普及していなかったMe時代を引き合いに出すのは良くないが、明らかにVistaの売れ行きよりも鈍化していると思う。
Windows7ダウングレードがあればそちらを購入するということになるのだろう。
何を目指したのか本当に計りきれないのがWin8という気がする。私も入れては見たが、使っていない。仕事柄Win8を触ることはあるが、正直言って使いたいとは思わない。それなりに安定しているので、Vistaの時やMeの時の状態よりはマシだと思うが、コンセプトが悪い。
すでに完成の域にあったWindows7を変なインターフェースをかぶせて強引にMicrosoftアカウントとひもづけさせようと躍起になっているのが好きになれない。スタート画面のタイルアプリはWin8の持つ一つの機能にすぎないが、今までのインターフェースをそっくり変えて、使い方を覚えろ!とユーザーに強制する姿勢が嫌いだ。
Windows8のシェアが2.67%の大爆死ワロタwwwwwwww:ハムスター速報
すでに持っている人、しかもWin7あたりの新しいパソコンを持っているなら、あえて新しいパソコンを買う理由にはならない。XPあたりでボチボチ買い替えを検討している人はいるだろうけど、買い換えたらびっくりするだろう。どうやって使っていいかわからない。なんてことにも。
買い替え需要の人にとってはPCはだれでも簡単に使えると思っているはずだが、おっとどっこいである。


http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130304/k10015924091000.html
金額ベースではPCの低価格化を受けて下がっているだろうというのは想像していたが、台数でもここまで落ち込むとは?と感じている。
しかしこれだけ低価格化が進んでいるけど、売り上げの方は頑張っているとも取れる。
日本のお得意なあれやこれや要らない機能をぶち込んで高価格のPCを買わせているのでは?と穿った見方も。


パソコンの普及の大きな力となったのは言うまでもなくインターネット。そして多くのネットユーザーはアクティブにものを書いたりすると言うよりも、ウェブを見たり、メールをチェックしたりということである。最近ではツイッターフェイスブックといったSNSも人気があるようだ。
しかしそういうことをするためにパソコンが必要か?というとスマホで十分ということもある。私はスマホの文字入力があまり得意でないので、どうしてもパソコンの、キーボードで文字を打ちたい方だが、キーボードが慣れずに、携帯のほうが文字入力が速いという若者もいる。携帯文化でどっぷり使っている若い人たちスマホや携帯の文字入力の速さは半端ない。
そういう人たちにとっては、スマホタブレットで十分である。パソコンである必要はない。

メーカーにとっても儲からない事業になってきていると思う。他の白物家電のほうが利幅やサポートなどを考えても手堅いのではないか。パソコンは使い方、トラブルなどサポートも大変である。ましてや日本のパソコンは高価。それなりの品質とサポートが求められる。
パソコン単体ではあまりトラブルはないかもしれないが、そのままで使うことはない。ソフトもインストールするだろうし、プリンターなどの周辺機器も使う。最近ではネットワークを組んだり。そういうことのトラブルの面倒をとことん見きれるものではないだろう。

ゲーム業界も本格的な据え置き型ゲーム機や長大なソフトが敬遠され、スマホなどの手軽なソーシャルゲームが隆盛である。パソコンも複雑で高機能なものは敬遠され、手軽なタブレットスマホに流れるのも当然なのだろう。

Copyright ©悪魔の尻尾 All rights reserved.