職場の同僚にもらったもの。こういう本をもらう歳になったということ。
それにしても50代とは。ちょっと自分でも信じられないが、もう待ってくれない。ヒタヒタと迫ってきているのを感じる。
若くはない。自覚している。「可能性はあまりないということを知る」という項目があり、グサリと突き刺さっているような感じ。
わかって入るが、活字で目の前に突き出されるとなんとも言えない気持ちになる。確かに可能性はあまりないということぐらいはきちんと理解できるようになった。頑張ればなんとかなる。自分はできる人間だと自分を鼓舞してやる気を換気するということでできるとは思えなくなった。
ここでは若いものと比べてかなわない部分があるが、その分人脈や経験があると書かれているが、それもない。そう思うとなんとも言えない暗い気持ちになる。
まあ、残された時間を考えて行動しないといけない世代になってきたということかもしれない。
いい本なのか、どうなのか。筆者も私と同世代くらいかもしれないが、経歴が書いていない。なんだか不思議な人物である。自己啓発本を数多く書いている著者だが、どうしてこうも経歴を書かないのか。少なくとも生年月日くらいは書いていればいいけれどそれすらない。
トンデモ本ではないと思うけれど、なんとなく良さげな言葉を並べただけならあまり価値がないなあ。
そしてこれを読んで勇気づけられるということもない。書かれていることは身にしみてわかっているつもりだが。
- 作者: 本田健
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2012/01/12
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