悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

アベンジャーズ 日本語吹き替え

映画公開と同時に息子と女房と見に行ってきた。前売り券も買っていたので楽しみにしていた映画だった。
作品はとてもおもしろく、あっという間の時間だった。それほど短い映画ではないにもかかわらず退屈するところが全くなくワクワク感一杯。
ふたたびあの興奮を家庭でも、ということでDVD、ブルーレイで発売されることになっていて、私もPS3を買ったことだし映像ソフトも買ってみるかということでネットで見ていると非難轟々。アマゾンでも星一つという事に。
?どうして?意味がわからない。と思っていたら、多くの人、ファンは作品に対しては5つ星をつけながらも声優が今までの作品と代わってしまって、タレントを起用したことに対する怒りの抗議であった。
確かに映画を見ているときは映像の迫力でそれほどきにしていなかったが、違和感は感じていた。(息子と一緒なので当然吹き替えで)
あの時の違和感は確かに声優だったような気がする。演技がどうこういう映画でないので気にしていなかったが、ここまでファンに嫌われてしまうとは。
確かに声優とタレントでは違う。TVでジャニタレが「タレントが声優することにイチャモンを付けるなら、声優が歌をうたうなよ」的な発言をしていたが、それとこれとは話の次元が違うような気がする。
やはり声優さんはそれを本業にしているだけあってうまい。タレントは映画の広告塔に過ぎず、本人たちは頑張っているのだろうが、やはり下手である。そこをしっかりと自覚して欲しい。もちろん声優がアイドル歌手のように歌っているのも私はあまり好きではない。
ジャニーズ、AKB、アニオタ(声優オタ)、とりあえず一般人にしてみればあまり熱狂し過ぎている人を見ると痛々しさを感じるだけである。あまりにもそれに人生を賭けてます的な行動をされると痛々しさを通り過ぎて気持ち悪く、迷惑。

まあ、無視するに限るが。

映画会社も広告という大事な点があるのはわかる。一般人には知られていないベテラン声優よりもテレビでよく見かける人気タレントを使ったほうが効果があるというのはわかるが、あまりに安易にタレントを起用するのはやめてもらいたい。
日本映画の嫌いなところが、タレント第一の映画作り。そうでないのもあるが、タレントを使いたいがために原作を大きくねじ曲げるなど、原作のファンを馬鹿にし過ぎている。映画と原作は違う、映画は原作をモチーフにした創作だという考えもあるが、それならばそれで納得のできるキャスティングをしてもらいたい。
芝居もまともに出来ない見てくれだけのいいタレントはお控えいただきたいものだ。

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