悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

アポロ18

女房が借りてきた映画だった。なんでこんなものを借りてきたのか全くわからない。本当に最悪の映画だった。時間の無駄とも言える。
以前見た映画で「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」というのがあった。低予算で興行収入が良いということで話題になり、口コミというかマスコミが煽ったというか、そういうことで話題になった映画だ。どうしようもなく面白くなかった。カネをかければいいというものではないが、あんなホームビデオの作品みたいな映像をずっと見せつけられるというのは苦痛以外の何物でもない。オチもストーリーもなくガッカリ感は相当あった。
同じような流れで「パラノーマル・アクティビティ」というのも近年ヒットした。同じような手法で評判になった映画だが、面白くなかった。低予算映画が悪いとは言わないが、ひどすぎる。低予算かどうかわからないが、明らかにお金がかかっていない映画という事なら「十二人の怒れる男」や「サイコ」などもそうである。しかし見ていて本当に引き込まれるし、また見たいと思ってしまう映画だ。古い映画でも若い人にも勧められる映画である。
話が脱線した。とりあえず、今回見た「アポロ18」は最悪だった。見始めて10分ほど経過してすぐに嫌な予感が。このままこんな映像を見せられるのかと思った。そしてそのとおり。キャストも少なく、あんな汚い映像なので、月面のシーンなんかも全くカネはかかっていない。代わりに人を脅かすしかけはあったが、かなりチープ。どうせならもっと派手な演出でもあればいいが、そのあたりはカネがかかるし大変なのかもしれないが、つまらなさすぎる。実話風に、ドキュメンタリー風にしたかったのかもしれないが、あくまでただの映画としてみている視聴者にはそういうことは何も届かない。ただただ見ていて寒くなるばかりである。同じようなストーリーでも「エイリアン」や「遊星からの物体X」は迫力のある映像で見ているものを飽きさせなかった。宇宙船の中の狭い空間で、つまらない会話。月面での活動も見ている映像が本当につまらなく、見ることが何かの罰ゲームのような映画だと思う。

アポロ18 [DVD]

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こんな映画を購入した人は本当にかわいそうだ。ブルーレイで見た人はもっとかわいそう。

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