悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

家電量販店の未来は暗い

とりわけ業界最大手のヤマダ電機には逆風が吹き荒れている模様。
安売りが魅力で安さだけが取り柄だったが、ネットでの販売価格には対抗できず、またサービスや店員の質という価格以外の部分でも苦境に立たされている模様。
今までの散々店舗を増やし続けて他店や街の電気屋を破壊しておいたことから、消費者からも「ざまあ」という感じにしか受け取ってもらえていない。
大阪の日本橋にもLABIナンバがオープンしてから何度か買ったことがあるが、店員の質はあまり高いように思えず。また店員の店に対する愛情も低いように思う。接客では梅田のヨドバシのほうが上だろうし、日本橋だとやはりジョーシンだろう。
ただ、どこの家電量販店もあまり売れているように思えない。ヨドバシの集客力ぶりはさすがと思えるが、人が集まる割に売上は実際どの程度か疑問。
これだけネットが普及し、情報が誰にでも等しく行き渡る時代。価格のような誰もが簡単に判断できるような情報では店舗を持つ店はAmazonなどのネット家電には対抗できないと思う。今や商品は量販店で触って、場合によっては説明を聞いて、買うのはネットでという方が非常に多いと思う。私もAmazonでよく買い物をするようになった。実際に見て買いたいものもあるが、わざわざ休みの日に足を運ぶのも面倒なのである。しかも店員に聞いてもイマイチなことも多く、ネットで有識者やユーザーの意見を見たほうがいい場合が多いことも確かだと思う。もはや量販店は家電の展示場であり、買うのはネットで、という時代になった。
そんな時代にリアル店舗が生き残るにはやはりサービスしかないが、ヤマダ電機の場合には安さで勝負してきただけに、サービスは二の次だったと思う。
多くの量販店が2週間以内の初期不良の交換をしてくれるのに、ヤマダは「ウチは売るだけだから」と言い切ったり、Amazonでもっと安いと値段交渉すると「だったらAmazonで買えば」と言われたなどという話もある。本音ではそうでも客商売でそれはありえないと思う。まあ、利益から考えるとサービスやサポートは本当に馬鹿らしいが、そういうイメージを多くの消費者が持ってしまっているように思う。
ともあれ、ヤマダ電機だけでなく家電量販店は非常に厳しいのは間違いない。
痛いニュース(ノ∀`) : 家電量販、「アマゾン価格」に怒り - ライブドアブログ
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121121-OYT1T01493.htm
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/121108/biz12110821220044-n1.htm

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