日本ｖｓオマーン

昨晩は予め準備をしての観戦モード。試合は日本がコントロールしてとは行かなかった。終始オサレ気味ということはないが、チャンスの数は似たりよったりであった。中東の笛ということを警戒していたが、特にオマーンびいきということもなく、またオマーンサポーター一色だが、北朝鮮とは違い、「君が代」でブーイングが怒るということもなく、平和に進行した。
それにしても運が良かったとしか言いようがない。勝てばまあそれでも満足しないといけない。内容は極めてしょっぱい試合だった。
アレだけで気の悪い本田を見るのは初めて。走れず、反応も悪くボールを触ることが殆ど無い。
そしてディフェンスの要の吉田も出来が悪かった。あの時間帯に不用意なファウル。そしてフリーキックで同点に追いつかれる。最悪の展開だった。
中盤の要のボランチも運動量が少なかったように思う。長谷部も遠藤も消えている時間帯が多かった。
その中で一人目立つ運動量を発揮していたのは長友である。ホームのオマーンの選手を含めても長友の運動量は驚異的であった。彼のパフォーマンスは本当に安定して高い。日本の武器である。
ザックの采配もピタリと的中。まさに神がかり的な交代であった。酒井高徳を入れて、前田を下げる。先制点の清武を下げてボランチの細貝を投入。をそして本田、遠藤、長友をそれぞれ上げるというのは結果として最も良いことになった。
オマーンも良いチームだと思ったが、諦めが早い。またやられてはいけない時間帯に失点。日本がかつて経験したことを今はかみしめているのかもしれない。個々の能力は低くないがチーム全体としてはまだまだという気がする。
とりあえず勝ててよかった。良かったところというのは勝てたこと。これに尽きる。