昨晩から朝方にかけてとりあえずエンディングまでを見た。これだけのクオリティの作品でボリュームも十分だった。
B級映画のノリなんて評価があるが、アレだけ絶体絶命に追い込まれながら切り抜けるという部分でそういう評価になっていると解釈したい。映像やスケール感はB級映画ではなくハリウッド超大作。主人公がこれでも助かるのは映画ではなくゲームだから。というかこのゲーム死なずにやり切るのはまず不可能だと思う。簡単なモードでやったにもかかわらず、(途中から一つ上の難易度に上げたが)何度死んだことか。100回以上は軽く死んでいる。旨く乗り越えられず、転落死。銃で打たれて蜂の巣状態。グレネードランチャーでふっとばされる。RPGを直撃。ヘリコプターからの機銃掃射。列車から転落。乗り移ったトラックが爆発。数えだしたらきりがないほどである。
ゲームの紹介などでアクションは簡単なので苦手な人でも大丈夫と買いてあったが、それは何度も死んでちょっとずつコツを掴んでいけばなんとかなるという意味である。死なずにクリアーしたい。自分(プレイヤー)が死ぬのは嫌だという人は向かない、というか無理だと思う。
ともかく綺麗な映像と洒落た台詞(このあたりがけっこうクサくてB級という気もするが、そこがいい部分でもある。声優さんは本当にいい仕事をしているなあ。)がほんとうに楽しい。映画と違って見ているだけでなく自身が操作するだけにさらにのめり込めるはず。ただ、死にすぎだし、敵を殺しすぎ。敵は一体どれだけ部下を連れているんだ!というくらい続々と湧いて出てくる。
アクションゲームが得意な人、本格的なFPSやTPSをやっている人にとってはヌルすぎるんだろうけど、私にはお腹いっぱい。ただ、これくらいのことがないとゲームとしてもメリハリがないのかも。
肝心の謎解きはわかりすぎるくらい見え見えなのでそういう点ではコアなゲームファンでなくても楽しめる。映像は綺麗なCGでまさにゲームならでは。
製作はNAUGHTY DOG。日本ではクラッシュバンディクーというヒット作の製作会社として有名だが、いまやアンチャーテッドシリーズのほうが有名かも。クラッシュバンディクーは洋ゲーという感じは殆ど無かったが、この作品は洋ゲーというイメージがある。こういう大作を作る日本のゲームメーカーが出てこないのか。
アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団 PlayStation 3 the Best
- 出版社/メーカー: ソニー・コンピュータエンタテインメント
- 発売日: 2011/08/25
- メディア: Video Game
- 購入: 1人 クリック: 13回
- この商品を含むブログ (17件) を見る