悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

Windows8の操作

Windows8をインストールしたタッチパネルのPCを触る機会があった。この秋に出るMicrosoftの新OSである。
目玉はメトロというインターフェース。タッチパネル、タブレットPCを強く意識した仕様になっている。
OS自身はかなりいい出来らしいと聞いている。現在のPCにインストールしても大きな問題は無さそうである。そういう意味で内部はかなりしっかりしたOSなんだという印象はある。起動もそれなりに速い。
しかし使いにくい。特にそれを強く感じるのはメトロというインターフェース。そして使いやすくなるハズのタッチパネルを使った操作性である。
遊び感覚で使う、ホビーとして使うという意味で直感的に使えるというのが優れたインターフェースだと思う。そういう意味ではiPhoneのタッチパネルを使った操作性のほうがはるかに優れている。
そのAppleでさえ、PCはMacOS、そしてiPadなどのタブレットiOSという使い分けをしている。MacOSもタッチ操作を前提にはしていない。現段階でPCとタブレットは別物という考え方である。
MicrosoftタブレットPCに脅威を感じているのはわかる。このままではWindowsはジリ貧だという気持ちの現われだとも思うが、触ってみて感じたことだが、とんでもないものを作ったなあと思う。もちろん悪い意味で。
既存のマウス、キーボードを使い慣れたユーザーには新たな操作のための方法を学習してもらわねばならず、タッチパネルで使いやすいと思っている新しいユーザーにとっては他のタブレットと比べるとはるかに難解。
私なんかよりもよほど使い込んで、操作についても解説しているサイトがあり、その評価が非常に的を得ている。まさにPCとしては使いものにならないOSという評価をせざるを得ない。これを素晴らしいとか言っているPCの雑誌はやはり広告料ほしさの提灯記事としか考えられない。本当に使ってみてまともに使えると思う人はいるまいと感じた。
Microsoftは1200円でアップグレードできるキャンペーンを打っているが、PCとして使うのであれば7のままで利用したほうがよい。今後タッチパネルが安くて反応がよくなったとしても現在の操作性である限り使おうとは思えない。メトロではなく今までのPCぽいインターフェースも利用できるようだが、それならなおのこと8を使う意味が無い。
だいたいOSのアップグレード自体意味が無い行為のように思えて仕方がない。新しいOSを作っても必ずセキュリティホールがあり、完全になることはない。ならば古いOSでもきちんと更新を続ければいいだけのこと。そうなるとOSのメーカーの売上がなくなるというのなら、セキュリティソフトのように年額いくらということで提供してはどうかと思うこともある。
最初に購入するパッケージが数万円で数年経つとサポートしない、新しいOSの押し売りというのはいい加減辞めてほしいものだ。
http://www.kananet.com/windows-8.htm

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