悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

大津市の自殺事件について

まだまだワイドショー的にはネタとして鮮度が高いので逃さないということか。多くのニュースやワイドショーで取り上げられているらしい。テレビを殆ど見ない人間としてはそのへんのことはわからないが、テレビのネタはほぼネット上で見れるので、まだまだ注目されているということはわかる。
毎度このような事件があると騒ぎ立てるが、改善しない。そして加害者とみられる少年は少年という立場から保護され、多くの人からはわからない。人が死んでいるというのに。
今回の事件もイジメがあったことをようやく認めるような状況になっているが、すでに半年以上過ぎているのである。それまでは一切認めていないし、担任や校長も隠蔽工作に加担しているのではと思えるようなフシが多い。彼らにとっては平穏無事が一番であり、イジメで自殺があったということは欠点以外の何物でもない。因果関係はなかった。だから俺たち学校側は責任ないよ〜という立場を貫きたいわけだ。
学校側のみならず、警察もである。事なかれ主義である。毎度毎度、助けを求めている人間に対しては力になってくれない。哀しいことだ。
ネットでは加害者とみられる少年たちが実名で晒されている。ネットの情報も言葉の暴力かもしれないが、もはや少年ということで守る価値があるかといえば、ないと思う。大人以上の悪辣なことをやりながら、少年というだけで許されるというのはどう考えてもおかしい。将来のある子どもというのは彼らのような人間ではない。自殺に追い込まれたり、殺されたりした被害者たちこそ将来のあるべき少年たちであるはず。その将来を奪った人に将来を語る必要もない。罪は償って叱るべきものだ。
イジメという名前で犯罪行為をぼやかしているが、れっきとした脅迫であり、暴行である。言葉を弄した遊びはやめて現実を見て欲しい。犯罪は犯罪。少年であっても行為は犯罪。罰するところは罰する必要がある。

それにしても今回の教育委員会のおっさんの話や学校長の朝礼での涙の弁明などをみると情けないというか、こんな人達に子供を任せていいのかと思ってしまう。
まあ、日本のトップである政治家、政党、官僚、財界からして腐っているので、右へ倣えということか。いたるところに腐った日本の縮図があるような気がする。

気持ちが悪い。

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