悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

EURO2012

決勝はスペインVSイタリア
結果は4-0という決勝戦にしては大差がついた試合となった。この2チームは予選でも初戦に対戦し、引き分け。イタリアが先制してスペインが追いつくという展開だった。
今回は逆にスペインが先制。しかも故障者が出るなどイタリアはズタボロ状態だった。一方スペインはピークを決勝戦に持ってきたのかもしれない。出来が良かったのか、これが本来の力なのか。
イタリアが勢いでドイツに勝ってしまったが、やはりドイツとスペインで決勝は見たかった。前評判からいってもイタリアは決勝に出るほどのチームではなかった。まあ、このEURO2012で最も調子が良かったのがイタリアだったと思うが、最後に力尽きてしまった。テレビの解説者がイタリアびいきが多くてうざい。予選の時のオランダびいきが多くてうざかったのと似ている。
個人的には優勝したスペインはやはり強かったという思いを更に大きくした。またドイツに惜敗、スペインにも引き分けPK負けのポルトガルも本当に守備のしっかりしたチームとしてまとまっているという印象。
影が薄かったのが、イングランドルーニーが欠場していたというのもあったが、タレント不足。また、フランスも影が薄かった。
スペインは前回のEUROから連覇。ワールドカップも制したのでビッグタイトル3連覇である。すごすぎる。なによりもスペインのリーガ・エスパニョールのレベルの高さが伺える。とは言え、参加しているチームはその2強ばかり。バルセロナレアル・マドリードで占められている。ほんとうに強いチームなんだろうなあと思う。

スペインは決勝でこそ大量点だったが、評価できるのは守備かもしれない。失点は予選グループのイタリア戦のわずかに1点のみ。ポゼッションというボール支配率が圧倒的に高く、相手チームはボールを奪うことだけでも大変なのだろう。またピケ、セルヒオ・ラモスを中心としたDFも超強力。キーパーのカシージャスも世界を代表するキーパーである。今回はこのメンバーだったが、怪我で出場していない点取り屋のビジャやベテラン闘将プジョルらもいるので本当に層が厚いのだろう。若手もかなりの実力を持った人がいるそうである。オランダがピークを迎えた世代の次が見えていないだけに、今後もスペイン、ドイツ、そして新生イタリアと言う当たりがヨーロッパサッカーの中心になっていくのだろうか。

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