悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

CDが売れない

CDが売れないそうである。音楽の流通が変わったから、いや今の音楽がつまらないからといろいろな意見が言われている。
もともとは音楽はその文字のごとく、なければ生きていけないというものではないが、楽しむもの、娯楽であると思う。録音したものを再生するということができなかった時代はそれは音楽はコストの掛かるものだったと思う。本格的な音楽は上流階級のもので、庶民は名もない人間の歌声に耳を傾けて楽しんでいたのだろう。
音楽がドンドン人間の楽しみとして広がってきて、レコードやミュージックテープ、そしてCDなどにとどまらず、テレビやラジオでも常に流れている時代になった。

それに加えて音楽以外の楽しみも確実に広がってきて、音楽はそれ自体で楽しむものとしてはもはや古いものになってきているような気がする。
元はプロモーションビデオとしての映像も今や音だけではエンターテイメントとしては弱い。ゲームのテーマ曲や挿入歌など映像との融合はますます進んでいる。
にも関わらず、古くからある組織としての音楽業界はいろんな権利関係を一手に握っている既得権の塊であると思う。もちろんコピーしてもいい、タダ、ということはないが、何でもかんでも業界が決めて行くというものではあるまい。
書籍もそう。そろそろそういう仕組が大きく変わって行かなければいけない時代に来ているように思う。

Copyright ©悪魔の尻尾 All rights reserved.