以前テレビで放映していたのか、女房がDVDを借りてきてみていたのか、この作品を映像で見た。
いや、正確には全部見ていない。冒頭の部分と途中チラホラとである。
映像を先に見てしまうと本が美味しくなくなると思う。今回は映画を先に見たが、「きちんと見ていなかった」のが良かったのかもしれない。
それでも映画よりも本のほうがやっぱり良かったという感想。
ガリレオ先生湯川はは福山雅治のイメージが少しはあるが、石神はどうしても堤真一のイメージは抜けきっている。巨人の星の左門豊作のイメージがして頭からはなれない。松雪泰子も花岡靖子のイメージから抜けている。というかこの作品の紅一点の女性だが、不思議とイメージはない。キャラクターとしてと言うよりも置物に近いイメージ。そこに意思はない、そんな感じ。
エンディングが凄まじく、映画のエンディングもそうだったかが思い出せないのが良かった。ストーリーも冒頭から途中まではほぼ覚えていたが、多分最後の部分は見ていなかったので、最後のトリックが非常にインパクトがあってよかった。
まあ、突っ込みどころはあるだろう。ミステリの専門家による論争もあったそうである。
いろんな賞を総なめしただけあって、読んでよかった。今更という気もするけど。
- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2005/08/25
- メディア: 単行本
- 購入: 3人 クリック: 157回
- この商品を含むブログ (974件) を見る
- 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
- 発売日: 2009/03/18
- メディア: DVD
- 購入: 6人 クリック: 136回
- この商品を含むブログ (245件) を見る