タイトルにもなっている作品が一番良かった。どの作品もほどほどの長さで読み切るのに丁度よい。大作を読むのがちょっと重いと思う人にはぴったりだ。
「この子誰の子」というのも少し考えさせられる話で、オチが良い。「サボテンの花」もエンディングはいい感じだが、ちょっとストーリーは強引な感じ。「祝・殺人」がもっとも推理小説っぽいが、やっぱりちょっと設定に無理があるような気がする。最後の「気分は自殺志願」というのはちょっとしたコメディであろう。あまりこの話にはついていけなかった。
- 作者: 宮部みゆき
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1993/01/01
- メディア: 文庫
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