悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

問題児Vista

Windows7への移行はどこまで進んでいるのはわからないが、Vistaはすでに忘れ去られた存在でマイクロソフトとしてもサポートはしたくなく、もう勘弁して下さいよ、というところか。
Vista時代は64ビット版はほとんどなく、現在稼働中のマシンはほぼVista32ビットである。64ビット版はサポートと言うよりも対応機器のドライバの提供が遅れに遅れ、また大量のメモリを搭載するVistaマシンもあまり無いことから64ビットで使うメリットもない。
SP1、SP2となって安定するはずが、やはりいろいろと不具合もあるようでSP2を入れたらおかしくなっただの言われることもある。そもそも重いというのはどうしようもない。Vistaが発売された当時のPCのスペックは現在のWindows7のスペックと比べるとはるかに貧弱。現在は2GBのメモリが最低でも搭載されているような時代だが、その当時は512MB。増設して1GBでもやはり重いことに変わりはない。
重いということに関してはとりあえず、Aeroを解除するように伝えている。Windowのふちが半透明になるとか、3Dフリップを使うというのにこだわらなければ全く不要な機能だ。多少はパフォーマンスが上がると思う。逆にWindows7ではAeroは有効にしたほうがいいらしい。もともとそのように作られているかららしいが。
不具合が起きているPCの場合にはそれだけでは不十分。原因は様々なようである。


Vistaルーター接続ではなくモデムに直結という人、光のVDSLやらONUに直接LANケーブルを使って接続、いわゆる広帯域接続の場合にはLANアダプターのところに見たこともないアダプターがたくさんできてしまうということもあるらしい。
根本的な対策はあるようでないみたいな状態である。現在はルーターを使っての接続が当たり前だが、Vista販売当時は光接続でもルーター無しでモデム、ONUのみというところも多かったかもしれない。NTTのフレッツ接続ツールもいろいろと問題があるようで出来れば使わないほうがよいような気がする。OSから見れば不要なツールだ。
Windows7に乗り換えること、ルーターを購入することを強く薦めたいが、当時高いPC(Vista)を買った人にとっては5年以上は使い続けたいと考えるのも何となく分かる。また複数台使う予定もないからルーターみたいな余計な装置に出費したくないという気もわかる。
ただ、高いPCを長い間使うという考え方と枯れた安いPCを短い期間で買い換えるのなら、後者のほうが使いやすいことが多い。いずれにしてもPCのことをある程度わかっている人であればということであり、量販店で店員やメーカーの営業に勧められてわからないままVistaを購入した人は恨んでいるだろう。
http://support.microsoft.com/kb/932520/ja:
http://support.microsoft.com/kb/966326/ja:
Microsoft 6to4 adapterが増え続ける - マイクロソフト コミュニティ

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