貧乏人の味方、青空文庫
最近読んだもの、あるいはまだ読んでいるものなど。
パソコン創世記。ようやく終盤まできた。途中ずいぶんと放置していたが・・・。長い。盛り上がりに欠ける。まあ、小説じゃないから。
セロ弾きのゴーシュ 宮沢賢治
有名な作品らしいけど、ずっと知らなかった。これもファンタジー?の一種。
童話あれこれ
手ぶくろを買いに 新美南吉
ほのぼの系。絵本にふさわしい本。
赤ずきんちゃん グリム童話。
おおかみと七匹のこどもやぎ グリム童話。
どちらも狼が悲惨。何よりも狼が弱いものをひとのみにするというのがポイントか。どう考えてもあの鋭い犬歯で肉を引き裂かれて、そこで絶命だと思うが、まあ童話なのでツッコミはなしということで・・・。
かえるの王様 グリム童話
裸の王様 アンデルセン童話
王様というのも童話などの設定では欠かせない。
どれも短くて読みやすいけれど、あっぱり童話は童話でぐっとくるものはないな。
吾輩は猫である 夏目漱石
かの有名な文豪の小説。冒頭の部分はあまりに有名でいたるところで真似をされていると思う。
なかでも井上ひさしの「ドン松五郎の生活」はそのまんまパクリ?私は「ドン松五郎の生活」を先に読んでいたので吾輩は猫であるはちょっと読みづらく感じた。
文豪だけあっていたるところに素晴らしい表現がある。猫を通して人間を鋭く風刺しているが、これだけの長さになるとチョッっとくどい。
現代小説である井上ひさしの「ドン松五郎の生活」のほうがずいぶんと洗練されていてスマートに感じるのだが・・・。
もちろん夏目漱石の文章は素晴らしいところもあるし、非常に面白い部分も多い。
- 作者: 井上ひさし
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1978/05
- メディア: 文庫
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