以前散々な評価をした本で読む気もなかったが、せっかく借りている本ということでパラパラと読んでみた。
前作よりも更に酷いストーリーでもはやなにがなんだかわからない。しかしこの小説が、携帯ではベストセラーだとか・・・。
やっぱり携帯小説ってこんなものなんだろうか。以前、綾辻行人の「アナザー」があまりにラノベテイストで本当の綾辻作品の良さが感じられなかったと書いた。あの小説に影響を受けて書いたんだろうか?この金沢伸明という作者は?
最後まで読んだけれど、途中の部分もスカスカで登場人物に血が通っていないような気がする。設定も説明不足でちょっとつらいが、前作と比べてあまりにあっけなく死にすぎて、味気ない。その分グロい表現ばかりが目立って後味が悪い。そんな気がする作品だと思う。
残念としか言い用がない。Amazonの評価も軒並み最低評価であるが、うなずける。ただ、売れているんだろうな、こんな作品でも。
- 作者: 金沢伸明
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2011/12/15
- メディア: 文庫
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