悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

セキュリティソフトを複数インストール

私が初めてPCというものを触ったときはセキュリティソフトのようなものはなかった。そもそもインターネットもなかったのである。ネットワークという言葉も無く、通信といえばパソコン通信。ウイルスという言葉もフロッピーディスクを介して広がるものが中心だった。
最近はどんなパソコンでもセキュリティソフトを入れていると思う。もちろん未だにノーガードで頑張っている人もいると思うが、インターネットに接続するのであれば何らかの対策はしておいて欲しいと思う。
ただ、このセキュリティソフトというのが結構厄介で、きちんと動作させていれば特に問題はないが、いろいろな所で不具合を起こす。ネットに繋がらない、ダウンロード出来ないとかあるサイトに繋がらないなど。まあ、いろんな所に目を光らせてくれるのはありがたいのかもしれないが、PCのシステムの中枢に深く関わっているので、一度変な状況になればPCが起動しなくなったりもする。一度不具合を起こしたセキュリティソフトは削除するのにも一苦労だったりするので有名所のソフトメーカーなどでは削除ツールなんてものも出ていたりする。
セキュリティソフトは基本一つでいい。というか一つでないとおかしくなる。たまに心配性が高じてセキュリティソフトを複数インストールする人がいるが、決まってシステムがおかしくなる。当たり前といえば当たり前のようだが、そういうことを普通にしてしまう人は確かにいる。
大体のセキュリティソフトはインストール時に他のセキュリティソフトの有無を感知してアンインストールを促す画面が出るが、それを無視してインストールしたり、あるいはそういう画面が出ない場合はそのままインストールしてしまったりする。問題はその後。きちんと動いていていればいいがまずはトラブルに見舞われる。そのトラブルは深刻なものが多く、どちらかのソフトをアンインストールしようとしてもできなかったりする。そうなると再インストールしかない。残念としか言いようがないが、諦めてもらうしかない。少しでもファイル操作が出来るのであれば、データのバックアップなども可能だが、起動すらしない、あるいは起動してもフリーズするなんてこともある。
便利になればなるほど、いろいろな所が面倒になる。昔は良かったなんて言いたくはないが、本当にPCはますますブラックボックス化していく。ユーザーが賢く付き合っていくしかないなあと今更ながらに思う。

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