悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

日本レコード大賞はAKB48

当然といえば当然だな。
1位から5位までがAKB48で、ミリオンセラーはこの5枚のみ。
6位にジャニーズ、嵐が入った。あれだけ売れて知るジャニーズの嵐でさえ、この様相ならAKBの一人勝ちという状況なのだろう。
で、これだけ売れているんだから国民はみんな知っているんだろうか?と思うとそうでもない。
さすがに多くの人がこういうグループが売れていることぐらい走っているが、名前と顔が一致しない。メンバーを知らないという人のほうが多いのではないか。もちろんファンなら知っているんだろうけど。
曲もよくかかっているから、聞いたことはあるだろうけど、曲名と一致しない。そしていい曲かと聞かれると、???な感じがする。あまりに普通すぎる流行歌だ。
よく言われていることだが、一部の熱狂的なファンに酔ってCDの売上が支えられている。人気はあるんだろうけど、やはりAKBオタクたちに限ってということだと思う。後、小学生や中学生あたりまでか。
AKB商法とまで言われる、禁じてのようなCD販売方法でこういう売上を達成した。仕掛けを作った秋元某は関西風に言うと「すごいやっっちゃ」ということになるけれど、思考停止した日本人にはこういう商法がいいのかもしれない。創りだしたブームに乗せられて、散々煽った挙句、人気が続く間はしっかりと集金。
私が学生の頃にもあった。おニャン子クラブというグループ。これも秋元某の仕掛け。本当に「すごいやっっちゃ」である。
CDを買わなくなったのは買いたいCDがないということもあるし、音楽自体が簡単にコピーできるようになったからというのもある。流行歌なんてすぐに飽きるし、手元においておきたいと思えるような「アーティスト」と言われる歌手も少ない。
本当に「芸能」であって、「音楽」ではない。特にアイドルってそういうものであろう。
アイドルの商品価値は「音楽」ではなく、そのタレントを応援したいかどうかっていうところに目をつけた。CDはそのための道具にすぎない。
握手券というのも露骨でわかりやすい。もう、CDなんて売らずに握手券だけ売ればいいのに。資源のムダ。あ、それから握手だけでなく、色々なアイテム(商品)を買ってもらって、その中にはレアアイテムなども入っていて、そのレアアイテムには握手以上のモノがあるともっと売れるんじゃない?
当然握手以上の権利ということになるわな。
レアアイテムほしさに買いたい奴は買えばいいし。すでに何百万もつぎ込んでいる阿呆もいるらしいけど、もっと突っ込めばいいと思う。ただ、それで金がなくなったからって犯罪に走ったり、生活保護受給とかはやめてくれよな。間接的に回りに迷惑をかけるから。

それにしても近年のレコード大賞は見ていないし、誰が取ったのかとか全然関心もないんだけれど、候補者というのがほとんどいないのかな。同じような顔ぶればかりと言うか、ここ10年で浜崎あゆみEXILE(つづりあっている?知らないし)がそれぞれ3年連続受賞ってもうほとんどショウとしての価値もあまりないような気がする。
子供の頃の記憶としてはその年に爆発的に売れてもとれない賞。歌手としての価値も無ければ受賞できないというイメージがあった。尾崎紀世彦の「また会う日まで」とかちあきなおみの「喝采」とか・・・。だからピンクレディーが受賞したときはずっこけた。ま、ああいう歌手でも取れるんだと・・・。あの時を境に様変わりしたんではないか?
確かにピンクレディーは売れた。今ほど性の情報が溢れていないときにセクシーな衣装を見にまとって激しく踊って謳う二人は本当に人気者だった。歌のレベルはともかく。
まだレコード大賞に価値があった時代。しかしドンドン賞の価値は落ちていく。もちろん歌手の歌手としてのレベルもひどくなったような気がする。寺尾聡なんて歌手じゃないし、歌も素人レベル。ま、ルビーの指環って売れたけどね。
話題のカップルだった、中森明菜近藤真彦も受賞しているんだな。
そのあとは演歌部門、ポップス部門と賞を分割。混迷が続くと共にレコード大賞の価値は下がる一方だった気がする。

まあ、ともあれ数字的には大活躍したAKB48が受賞したということ。

http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1687386.html

日本レコード大賞 - Wikipedia

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