悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉

パイレーツ・オブ・カリビアンの最新作。とはいえ映画は今年の夏に公開されたものだったと思う。
すでにワールド・エンドでシリーズは完結ということで見る気もなかった。まあ、今回はDVDが出たのでとりあえず見てみようということで借りてきてみた。
1作目の「呪われた海賊たち」の雰囲気に似た感じに戻ったという印象。1作目は本当に良かった。2作目は話を盛り上げに徹して、3作目でコケるという黄金パターンはマトリックスと同じ構図。まあ、マトリックス人よりはずいぶんとましだとは思うが、それでも強引で無理がある。
その点1作目はそういうしがらみもなく、1話完結ということで非常に作品としてよくまとまっていた。
今回の作品もそういう意味で「読み切り」的な感じで宜しい。ただ、今までの設定を引きずっているので、バルボッサが違う味付けで登場。ちょっと違和感があるが、後になってその事情もわかる。
ま、そういうことはどうでもいい映画かもしれない。見応え?まずまず。アクションや特撮でもまあこんな物かな?見応えがあるというようなもの、うならせるようなシーンは皆無。映画館で見れば迫力のある映像が見れたのかもしれないけれど、わざわざ映画館で見るほどの作品でもない。後に何も残らないスカスカ感のある映画だが、見ている間はそれなりに楽しめるのでまあよしとしよう。
今回は主演のジャック・スパロウと黒髭の娘のアンジェリカが中心の映画。強引なこじつけ展開満載で突っ込みどころも多数あるが、展開が早くあまり深く考えさせない。そんな感じ。

まあ、ほんとうに軽い。

パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉 [DVD]

パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉 [DVD]

割りと周りの評価はキツメ。
そりゃそうかもしれいない。大ヒット映画の続編だし。
しかし物足りなさはやっぱり主役のジョニー・デップが出ずっぱりで、前シリーズのオーランド・ブルームキーラ・ナイトレイがいないことが大きい。それをペネロペ・クルスが埋め切れていないというものが多かった。そうかもしれない。
それよりも更に脇役の下っ端船員の二人、義眼をいつも落として追いかけているデコボココンビがいないのも寂しい。
ブラックパール号が登場しないとうのも不満の声が多かった。それに加えて海賊なのに海のシーンが少なく、海戦シーンもないというのも不満だとする声が多い。確かにそう。なんだか普通のアドベンチャー映画になってしまっているような気はする。

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