読書というものに含まれるかどうかもわからないが、ちょっとおしゃれな感じの短編。
「自動車の名前。」
付き合って入るものの、惰性でいつ別れようかと考えているモノグサ男の話である。
「コーヒーメーカー」
喫茶店で気の強い女性に逆ナンパされて、その人のマンションへ行く。そしておいしいコーヒーを入れてもらうために、その人にコーヒーメーカーを勝ってあげるという有り得ない展開のお話。いや、実際にありうるのかもしれないが。
1962年のコピーライター。私よりも少し年上だが、ほぼ同世代。なんとなく文章読んでいてもわかる。
雰囲気だけで読むタイプの小説。読みやすいけど、あまり共感というものも感じない。
こういう人生を歩んでいないからかもしれない。