リビングブックスシリーズ

まだパソコンがそれほど普及していなかった頃に購入した。
その頃はまだ日本語の良質なマルチメディアのソフトがなく、これらも元々は海外のもの。マルチメディアという言葉が非常に懐かしい。
CD-ROMばかりを扱っている店などもあり、一部のマニアが通販で買ったりするものだった。私もその内の一人だったのかもしれない。
もっともその頃は非常に高いものだったので、それほど持っていたわけではない。
リビングブックスシリーズは中でもお気に入りのもので、うちの子供達はこれらを使ってPCでよく遊んだものだ。
絵本も楽しいけれど、やっぱり動きのある絵本にはかなわないなあと思ったものだ。
ビデオのアニメも楽しいけれど、クリックすると動くという仕掛けがなんとも楽しいものだった。
まだ見たことのない仕掛けがどこかに隠れているのではないかと、あちこちクリックする楽しさがあった。
こういうのがもっと出てくるのかと思っていたが、案外作るのが難しいのか、それともいまのWEB時代にはつまらないものの代表になってしまったのか、とっくに見かけなくなった。
仕掛け自体は大したことはないと思う。もちろん作れるわけではないが・・・。ただ、アニメを入れて、音を入れて、インタラクティブに楽しませるというだけなら私も大した評価はしないが、これらの作品は非常に音、動き、仕掛けのバランスが良く、センスも良かったと思う。
今の時代、こういうものを作っても大した価格で売ることが出来ず、その割にコストが掛かるということで誰も作らなくなったのかもしれない。
マイクロソフトの百科事典 Microsoft Encartaも最初見たときは、素晴らしいと思ったものだ。紙の本では到底わからない、動物の声や、動画などが手軽に見れる。マルチメディアの百科事典がこれからはドンドン出てくるのでは？なんて思っていたものだ。
こういうメディアでのものはそこそこ出されたが、大ヒットというものはあまり無いように思う。やはりPC、通信、インターネットと言う流れでドンドンWEBで情報が得られるようになって、廃れていったんだろう。

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