両リーグともリーグ優勝はずっと前に決まった。
しかし日本シリーズに出るのはまだ決まっていない。
そう、悪しき制度と思うクライマックス・シリーズのため。
1年間シーズンをとおして勝ち上がったチーム同士の戦いではなく、クライマックス・シリーズで勝ち上がったチームが日本シリーズにに出るからである。
一応、優勝したチームには有利になるようなはなっているが、短期決戦。どうなるかわからない。
今年もパ・リーグではすでにシーズン中に優勝争いを続けていた2位の日本ハムがやっとのことで3位になった西武に負けてしまった。
こんなにシーズンガタガタだった西武がソフトバンクに勝ってしまうと本当にシーズンは何だったんだって思ってしまう。
以前のロッテもそうだった。シーズン3位でCLを勝ち上がったのである。
西武は夏ごろまで最下位あたりをうろうろしていた。驚異的なホームランキングの中村を擁するもエースの涌井がイマイチ。1番、2番が固定できずと、チームとしては全然だった。
むしろ岡田オリックスが今年こそはCLに出るのではと思っていた。最後の最後に僅かな差で3位に食い込んだのである。確か何糸、割分厘毛までは知っていたが、その下の単位らしい。それくらい僅かな差である。
正直言って今年のクライマックスシリーズはソフトバンクと日ハムだけでいいのではないか。差がありすぎる。
セ・リーグもそうである。
結果、中日とヤクルトで争うことになったが、巨人や阪神は権利なしでもよかった。終盤は優勝争いしていなかったし。
まあ、それでも西武よりは大分ましだが・・・。
一方ソフトバンクはCLで勝てない。ここ数年はシーズンは圧倒的な強さで優勝しているにもかかわらず、日本シリーズに出ていない。
なんともまあである。
今年もソフトバンクの強さは際立っている。勝ち星一つくらいのハンデどころではないくらいに。
決まった制度、ルールとはいえ、シーズンの価値がなくなってしまう。
