悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

PC熱問題

この暑い時期はPCにとっては厳しい時期。メインのタワーマシンはやはり内部に余裕があるので、それほどファンの音も気にならず、パフォーマンスが落ちるということもない。以前使っていた、エプソンのスリムトップはPentium4ということもあるが、ファンはやかましいし、熱暴走することも結構あった。
デスクトップですらこういう状態だから、集積度の高いモバイルノートの世界は非常に厳しいと思う。以前はノートPCとは言わず、ラップトップという言い方もあったくらいで、とても持ち運んで使えるというシロモノではなかった。ところが軽くなったことで毎日PCをかばんに忍ばせて仕事に抱かける人が非常に増えた。
かくいう私も会社から貸与されているPCをしばらくは仕事先に持ってだかけていた。今は持ち運ばず、家で使用しているが・・・。
PC本体の重さが1キロくらいと非常に軽い。毎日持ち運ぶとなると、性能よりは持ち運びやすさに主眼が置かれる。当然である。4キロの古ノートをかばんに入れて移動すると考えるとぞっとする。肩がちぎれそうになる。軽さというものが性能の第1位になるのもわかるような気がする。
とはいえ、OSやアプリケーションは軽くなく、性能は求められる。バックグランドで動くプログラムやサービスも昔よりは多い。パワーはいくらあってもいいのである。
そういうこともあって、小型化、軽量化を進めつつもパワーのある発熱量の高いCPUを使わざるを得ない。冷却能力をきちんと考えて製品を開発しないと本当にえらい事故になる。まあ、高価なモバイルPCはそのあたりのこともコストをかけているはずである。同じ性能でもフルA4ノートと比べるとずいぶんと高価なはず。ま、長時間利用できるバッテリーの価格もあるだろうが。

ACアダプタもモバイルPCにとっては大切な要素。以前使っていたDELLのノートはモバイルタイプじゃないけれど、ACアダプタだけでモバイルPCの重さが十分あった。本当に笑えるくらいの巨大さ。しかもケーブルがうどん好き用のうどんよりも太いくらいで固く、とても持ち運べるシロモノではなかった。
最近のモバイルのACアダプタは小さく軽い。もちろんケーブルも細めである。その分負担が大きく、熱をすごく持つ。気になるところではあるが、そのあたりはきちんと考えて作っているものと信じたい。

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