悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

スカイプ買収?

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70億ドルというとてつもない金額のため、想像もできないが、ここまでの金額を突っ込んででもネットビジネスで主導権を取りたいということの現れというか、焦りみたいなものを感じる。
確かにMicrosoftといえば、パソコン、IT界の巨人である。Windowsを知らない人間はいないというほど圧倒的なシェアを誇る。しかしこれらか先のことを考えると決して未来は明るくないと思う。
現在も主力はOSとOfficeソフト。この二つがなければビジネスが成り立たないと言われるくらいだが、新しいOSを世の中は必要としていないし、それに対してお金をかけたがらない。OSもそうだが、Officeなどもあまりに高すぎるので互換OfficeやフリーソフトのOffice、あるいはGoogleドキュメントなどのオンラインサービスで代替ということもありうる。まだまだMicrosoft Officeでないとダメなシーンが多々あるが、それはそういう流れでこれまで来たからに過ぎない。みんながそういう事に対して仕方が無いと諦めているだけで、Microsoftの製品が素晴らしいからとか、好きだからといって使っているわけではない。無料の面白い世界がインターネットには数多くあり、そちらの世界では残念な結果になっているのがMicrosoftである。
とはいえ、落ちぶれたとはいえブラウザのシェアは相変わらずIEがナンバーワンだろうし、おそらくメーラーもそうなんだろう。
メッセンジャーWindowsメッセンジャーMSNメッセンジャーではなく、ヤフーメッセンジャースカイプのほうがはるかに多くの人に使われているんだろう。なかでもスカイプはやはり大きく抜きん出た存在だと思う。
NTTが光サービスの中で光テレビ電話みたいなものを出してはいるが、本気ではない。当たり前だ。自信の首を締めるようなそんなサービスを普及させてはならないというのが本音だろう。NTTは回線会社である。通信料が固定のネットサービスではなく従量制課金が当たり前の通話料は本当に長く続けば続くほど美味しいに決まっている。
話はそれたが、PCなどの世界は動きが速く、油断しているとあっという間に形勢が変わってしまう。そんな中でずっと支配者として君臨してきたMicrosoftはすごい会社といえばそうかも知れない。Intelも然りである。
iPadのようなデバイスが今後主流になればその流れも変わるかもしれない。安くて簡単なツール。ソフトウェアはネット上にある、あるいはダウンロードして使う。CPUも高性能なものではなく、省電力なチップ。主力OSはiOSはとかAndroidとか。
ツールが変わればビジネスの形態も変わるかもしれない。私の頭には何も浮かんでは来ないけれど…。

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