悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

世界では福島はチェルノブイリと同じ認識

もはや東電一味の話はまったく信用できないということだろうか。今まで安全だからと政府を巻き込んで世論を誘導しようとしてきたが、ここに来てレベル7に引き上げ。事故当初よりも状況は悪化しているとの見方もあるらしい。
まずは東電が発表することが誰からも信用されなくなったのではないか。原発事故の経験のある海外のエキスパートを招聘し、特別チームを組んで対処せねばならぬところを一企業である東電のいいなりで事を進めてしまった政府にも問題がある。もはや国として情けないでは済まない。政治家はもともと素人集団で頼りにならないが、本来は頼れるはずの官僚も根っこが腐りきってしまってあてに出来ない。問題の根幹を突き止めるよりも責任の所在をうやむやにすることに必死な気がする。天下りしたOBは揃いもそろって雲隠れし、陰から官僚に圧力をかけているのか、いないのかわからないが、同じ穴のムジナの保安院なんかまったく頼りない。
もはや世界はそういう日本の体質に呆れているのではないか。

福島には原発が必要だった - あ
福島には原発が必要だった。というのは過去形。原発で街が豊かになったか?というのは幻想。カード借金で豪遊するバカどもと同じ仕組。生活が崩れ、人間が腐る。原発交付金→雇用というのは一時しのぎに過ぎない。確かに福島や原発の出来る地域は貧しい。しかし交付金頼みの行政事態がすでに腐っているということだろう。
原発を作ること事態が産業になってしまったというのはハコモノ日本の典型例だろう。原発が本当にクリーンなエネルギーというのなら、安全のためのコストや廃棄物の処理や原発廃炉のためのコストなども含めるべきだが、そういった数字はやはり一部の人間の都合のいい計算方法で捏造されていたと見る。
原発がダメになると日本の現在の電気の需要を支えるにはどうするのか?という問題もある。需要と供給の関係で値段が上がるということになるだろう。ほんとうに必要なエネルギーならそれに見合ったコストを支払わねばならない、ということに落ち着くのだろうか。

Copyright ©悪魔の尻尾 All rights reserved.