悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

高速増殖炉もんじゅを誰か止めてくれ

成功すれば人類の英知の結晶。科学の頂点。
そういう栄光ほしさに続ける科学者=マッド・サイエンティスト?と原発利権ゼネコンが作ったのがこの高速増殖炉もんじゅ
考えれば考えるほど、こんなキチガイじみたシロモノを作るという発想がありえない。
現代科学、工学で制御しきれない物。大学内や研究所でやるレベルではない。規模は立派な発電所
燃料に使われる原爆の原料のプルトニウムは1.4トンにも及ぶという。恐るべし。
長崎の原爆の原料がプルトニウムだったと思うが、アレの原料が8kg程度とか。
1.4トンものプルトニウムが臨界に入ってしまうと…ガクガクブルブル状態である。
ただの事故どころか日本の国が吹っ飛んでしまう。お隣りの韓国や中国だってただではすまないだろうなあ。

プルトニウム。自然界では存在し得ない物質。ウラン235核分裂しやすくて、ウラン238核分裂しにくい。そのウラン238を高エネルー原料の
プルトニウムに変えるとか…。
科学者にとっては夢の永久機関みたいなものをイメージしているのかもしれないが、とんでもない。
このブログのタイトルではないが、もはや悪魔の所業である。

直ちにもんじゅを撤去したいところだが、そう簡単に撤去できないらしい。まあ、原発自体がそういう仕組だが、高速増殖炉となるとさらに
難易度が高くなるようだ。

軽水炉は水を使うが、高速増殖炉は冷却材にナトリウムを使う。
数年前、新聞紙上を賑わせたナトリウム漏れの事故である。中学理科でもイオン化傾向で習ったと思うが、非常に化学反応しやすい物質である
ナトリウム。ナトリウム単体では非常に危険な物質である。K>Ca>Na>Mgなんて言う順番で並んでいたと思う。
空気に触れても燃え出すし、水に触れると爆発する危険物である。こんな物騒な危険物を冷却材として使用しなければならない。
映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で発明家のドクがテロリストたちからかっぱらったという極めて恐ろしい物質、プルトニウムが原料。
極めて臨界になりやすく、制御が難しい高速増殖炉。しかも冷却材がナトリウムという危険物。
このどう仕様も無いお馬鹿共が作った世紀の大実験装置が昨年の夏に事故を起こしていたことは知らなかった。そして現場をよく知る責任者が
自殺。これは一体何の暗示?
発電もできず、廃炉もできず、これまで2兆円以上の開発費を費やし、年間500億円の維持費がかかるお荷物。そしてひとつ間違えば、日本どころか
アジアが吹っ飛ぶ?かも。想定できない被害が及ぶだろうな。
そうするつもりなんだろうか。これ?

この記事を読んでみて…
福島原発以上に危険性のある高速増殖炉もんじゅで今起きていること - $shibayu36->blog;

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